「グレイヘア」に移行する方法やかかる期間、移行期間に気を付けたいポイントは?
「白髪は染めるもの」「目立たないほうがいい」と考えている方は多いはず。しかし近年は、ヘアカラーや白髪染めを卒業し、ありのままの状態を楽しむグレイヘアがじわじわと注目を集めています。時代とともに流行りがあるように、歳を重ねると肌質もファッションもメイクも変わっていきますよね。
この記事では、グレイヘアの魅力や移行するための方法、移行期間中の注意点について解説します。これまでヘアカラーや白髪染めをしていた方は少し時間がかかりますが、少しずつ理想のグレイヘアへと近づけていきましょう!

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▼編集担当・片桐
今は、従来の白髪染めに加えてファッションカラーやブリーチを使った白髪ぼかしも選択肢に加わり、より自由に髪色のおしゃれができるようになりましたよね。とはいえ、染め続けることによるダメージが気になる方も多いはず。グレイヘアにすることで、髪や頭皮、さらにお財布への負担も抑えられます。移行していく過程まで楽しめる方法を解説します!
グレイヘアとは?

銀座の美容室 7inch のスタイルより。7inchでは年齡・性別を問わずミニマルでカッコいいヘアデザインを提供しています。
「グレイヘア」とは、白髪染めをせずありのままの髪の状態を生かすヘアスタイルのことを指します。白髪と黒髪が混ざった状態は灰色(グレイ)に見えますよね。
近年は、自然な髪色で自分らしいスタイルを楽しめるグレイヘアに注目が集まっているんです。Instagramで「#グレイヘア」とハッシュタグ検索をすると、投稿数は15.2万件!(2025年1月時点)グレイヘアスタイルの素敵な写真が並んでいます。
英語でも、白髪のことを「gray hair」と表現します。「白髪をそのまま直訳すると、white hairなのでは?」と思った方も多いはず。実は海外では、ホワイトヘアは「何度もブリーチして真っ白になった髪」という意味で使用されることがあります。旅行先で美容室を利用する際はご注意を!
白髪染めをするのは日本だけ?

「白髪を隠すために染める」は、日本の文化!?
私はニューヨークで美容師として働いた経験があるのですが、さまざまな人種のお客様と接するなかで、日本で働いていた頃には考えもしなかった日本独自の価値観に気づかされました。
白髪は「老けて見られたくないから隠す」というのが多くの日本人の感覚ではないでしょうか。しかし、外国人のお客様からはあまりそういったオーダーはありませんでした。年齢を重ねたおしゃれなマダムで「白髪染めはほとんどせず、格好良くハイライトを入れるだけ」という方が印象に残っています。
このとき、白髪は隠すことが普通だった私の価値観は180度変わったのです。ここ最近は、テレビや雑誌でも地毛のままで白髪を染めないヘアスタイルが話題です。白髪に対してもネガティブなイメージからポジティブなイメージへと変わりつつあるのだと感じます。
グレイヘアについてどう思う?意識調査を紹介

銀座の美容室 7inch のスタイルより。
なぜ最近グレイヘアが人気となってきているのか、主婦の友社による「白髪(グレイヘア)と、白髪染めに関する意識調査」の結果を参考に見ていきましょう。
「グレイヘアが素敵」だと思う人が1年半で約5倍に!

多くの人がグレイヘアに憧れをもっています。近藤サトさんも、ありのままの髪色を楽しんでいますよね!
同社による白髪染めの意識調査は、2016年9月、2018年3月、2019年4月の3回にわたって実施されています。注目すべきは、1回目から2回目にかけての白髪に対するイメージの大きな変化です。
「女性の白髪(グレイヘア)についてどう感じるか」という旨の質問に対し、「素敵だ・美しい」とポジティブにとらえる回答者の割合が、1回目8.5%→2回目40.8%と、なんと約5倍にまで増えています。
2回の調査が行われたのと同時期や近い時期に、雑誌などの媒体でグレイヘアについての特集が企画されたり、2018年末の流行号対象に「グレイヘア」がノミネートされたりと、世間の注目度が高まったことで白髪に対する印象が変わったのではないかと考えられます。
グレイヘアへの移行に対する不安は?

銀座の美容室 7inch のスタイルより。
最後に調査が行われた2019年は、対象を「白髪染めをやめた人」または「これからやめようと思っている人」に限定して実施されました。
同調査によると、これから白髪染めをやめようと思っている人への「白髪染めをやめることに、不安がありますか?」という質問に対して「ある」が71.4%、「ない」が28.6%。実に7割以上の方が不安を感じていることがわかります。
なお、不安点として上がったのは、1位「老けてみえる」、2位「移行期が心配」、3位「周囲の目」でした。ここを解消できれば、思い切ってグレイヘアに移行できそうですね。
実際に白髪染めをやめた人の声は…

恥ずかしいから隠すも良いけれど、ありのままを受け入れるのも…あり!
白髪染めをやめた人への「髪染めをやめて、何かデメリットを感じたことはありますか?」という質問への回答で最も多かったのは、「デメリットなし」で29.8%。まだ白髪染めをやめていない方の多くが不安を抱いているものの、実際にはデメリットを感じないという声が多いという結果になりました。
ほかには、「年齢より老けて見えた」19.2%、「家族や友人から反対された」9.9%、「高齢者と間違われた」8.6%などが回答されています。
また、「移行期の乗り切り方をおしえてください」に対しては、「伸びかけの白髪は気にしないことにした」という回答がもっとも多く(40.2%)、ほかには「伸びかけの白髪を隠す方法をいろいろ試してみた(帽子やウィッグなど)」が36.3%、「美容師に相談した」が27.4%、「思い切ってショートカットにした」が20.7%。ポジティブに移行期を乗り切った方が多い印象です。
そして、「グレイヘアにして良かったと思いますか」という問いには、驚くことに96.6%が「はい」と答えています。「どちらともいえない」が3.4%、そして「いいえ」の回答はありませんでした。
参考:主婦の友社『主婦の友社「白髪(グレイヘア)と白髪染めに関するアンケート」結果』、『第2回主婦の友社「白髪(グレイヘア)と白髪染めに関する意識調査」結果』、『「グレイヘア」に関する意識調査結果』
なお、リクルート社でも毎年「白髪・グレイヘアに関する意識調査」を行っており、以下の記事で内容を一部ご紹介しています。
美容師が白髪染めの最先端を伝授!「白髪を生かす」カラーリング6選!
美容師として思うのは、白髪染めでもグレイヘアでも、自分に似合うヘアスタイルを選んできちんと手入れをしている人は美しいということ。白髪染めをしていれば若く見えるというわけではありません。
バサバサに痛んだ毛先、ムラに染まった髪やプリン状態では、かえって老けて見えます。あなたのできる範囲でヘアスタイルを維持することが大切です。
グレイヘアに移行するときの注意点

グレイヘアを仕上げるには時間が掛かりますので、ヘアカラーとの両立がポイントです!
グレイヘアへと移行する際に気をつけたいのは、以下の2点です。
- 移行期間がある(ショート・ボブで1〜2年、ミディアム・ロングで3〜4年目安)
- 白髪染めをしていた場合は、少しずつ明るくする必要がある
まず心得ておきたいのが、完全なグレイヘアに切り替えるにはある程度の年月がかかるという点です。グレイヘアになるまでの期間は、ショートやボブだと1年〜2年、ミディアムヘアやロングヘアだと3年〜4年ほどが目安。すぐにスタイルが完成するわけではありません。

プリン状態にならないように、カラーリングをしていくので安心ですよ!
ストレスなく移行期間を過ごすためには、ヘアカラーで髪を明るくしながら徐々に地毛に戻していくのがおすすめです。白髪染めを繰り返してきた髪は、退色しても9レベル以下の暗めのトーンになることがほとんど。新しく生える白髪と明暗の差が出るため、余計に目立ちます。
そのため、白髪染めをしている部分が12レベル以上の明るさになるよう、時間をかけて少しずつトーンアップしていく必要があるのです。こうして、白髪とカラーリングをした髪の明暗の差を解消します。
グレイヘアに移行するおすすめの方法4選

あなたにぴったりのカラーリング方法を選んでみてください!
グレイヘアに移行するためのカラーリングの方法を見ていきましょう。自分にとってやりやすいものを選ぶことが大切です。どの方法も、いきなりピタッとカラーをやめるというものではないので、少しずつ髪の変化に慣れていくことができます。
①ブリーチ+カラー/ヘアマニキュア/ヘナカラー

京都の美容室 gift hair space のスタイルより参考画像。
なるべく時間をかけずにグレイヘアに切り替えたいなら、これまで白髪部分をしていた部分をブリーチで明るくして、ヘアカラーやマニキュア、ヘナを重ねる方法がおすすめです。
白髪染めの色がしっかり入っている方は、一度の施術で明るくならないこともあります。その場合、何度か美容室に通うなかで徐々にトーンアップしましょう。
注意したいのは、根元が伸びてきた際に黒い部分が気になっても、そこは明るくしないことです。この移行方法は、地毛の黒髪は残しつつ、白髪とブリーチをした部分にのみ色を入れていきます。
ファッションカラー、ヘアマニキュア、ヘナカラーなど、髪を明るくする力がない薬剤でカラーリングをするのがポイントです。全体にカラー剤を塗布するので黒髪にも色は入りますが、ブリーチ部分とのコントラストが強いので一見すると黒のように感じられます。とくにヘアマニキュアとヘナカラーは、黒髪部分に使用してもほとんど色が付きません。

必要な部分だけに、ピンポイントでカラーをしていきます!
2回目の施術時には、新しく伸びてきた白髪と、前回ブリーチで明るくした部分に色を入れます。脱色後のカラーリングの頻度は、2〜3ヶ月に1回です。回数を重ねるごとに色をどんどん薄くし、最終的にはグレイヘア本来の色になるよう調整を行います。
もとから白髪の割合が多い方は、ブリーチで明るくしたあと新しく伸びてきても、黒い部分が少ないため明暗の差を感じにくいでしょう。一方、黒髪の割合が多い場合、人によっては差が気になることもあります。この方法があなたの髪に向いているかどうか、美容師に相談してみてくださいね。
②ハイライト

横浜の美容室 Ley by KINGDOM のスタイルより。
前項でご紹介した方法の次に早くグレイヘアに切り替えられるのは、ハイライトを使ったカラーリングです。ハイライトの最大のメリットは、白髪の量が少なめでも挑戦しやすいこと。とくに、顔まわりや分け目にだけ白髪が多いという方に適しています。
ハイライトの頻度は、3ヶ月から半年に1回でOK!徐々にカラーの間隔をのばして、グレイヘアへと移行します。ハイライトは、白髪の周辺に細かく入れるときれいにぼかすことができます。そのため、白髪が多い場合はハイライトも多め、白髪が少ない場合は同じく少なめがおすすめです。

名古屋の美容室 TiLL HAIR のスタイルより。
この方法は髪の明暗の差が目立ちにくいため、頻繁に美容室に行けない方、広範囲にブリーチをしたくない方に向いています。髪に立体感が出るので、ヘアアレンジや巻き髪とも好相性です。
③白髪染めのトーンを少しずつ明るくする

札幌の美容室 neu美容室 のスタイルより。
少し時間はかかるものの、様子を見ながらグレイヘアに移行したい方は、白髪を染めながら少しずつ全体のトーンを明るくしていく方法を試してみてはいかがでしょうか。白髪染め→ファッションカラー→グレイヘアと、段階をふんで切り替えていくことができます。
具体的には、2〜3ヶ月に1回のペースで白髪染めを継続しながら、徐々にトーンが明るくなるように薬剤を調整するという方法で行います。カラーリングの際は毛先を染めず、根元のリタッチを繰り返します。
みなさんご存知の通り、カラーリング後の髪は時間の経過とともに退色して明るくなりますよね。リタッチをする際は、毛先のトーンに合わせて根元を明るい色で染めます。ただし、毛先の色が抜けすぎると清潔感を損なうため、2〜3回に一度は毛先の色も調整が必要です。

いつごろにグレイヘアにしたいのか等、お気軽に美容師さんとお話してみてください!
9レベル以上の明るいカラー剤では白髪部分はしっかり発色しないため、黒髪だけが明るく染まっているように感じるでしょう。また、一般的に白髪染めの薬剤は10レベル程度までしかないので、それ以上のトーンに到達した場合は、ファッションカラー剤で対応します。
こうして白髪染めからファッションカラーへと薬剤を切り替えたあとは、カラーリングの周期を伸ばします。全体が明るくなってからは、①で説明したブリーチ後のカラーリングの方法と同じく、徐々に本来のグレイヘアの色に調整をして、移行完了です。
ブリーチで一度に明るくせず、時間をかけてトーンアップするため、移行期間が長くなります。ある程度時間がかかっても、髪のコンディションに配慮しながらグレイヘアに移行したい方に適した方法です。
④カラートリートメントで染める

カラートリートメントを使用すると、白髪部分・白髪染めをしている部分との差を目立ちにくくできます!
美容室でカラーリングをせずに移行するなら、カラートリートメントを使用しましょう。カラートリートメントとは、染料が配合されたトリートメント剤です。
色が髪の表面に付着し、使用を重ねるごとに徐々に毛髪に浸透していきます。通常のカラー剤とは異なり、髪を脱色するはたらきはありません。白髪は発色しやすいですが、黒い部分は見た目に大きな変化はないのが特徴です。
カラートリートメントで白髪部分・白髪染めをしている部分との差を目立ちにくくし、髪が伸びてすベてグレイヘアになったら使用をストップしてください。カラートリートメントの染料は、使用を止めてから数日で髪から抜けていきます。
なお、完全に移行してからも、グレイヘア専用のカラートリートメントでケアをするといいでしょう。こちらは、白髪の黄ばみを抑えてきれいな色を保つためのものです。
グレイヘアへの移行後に気を付けたいこと

グレイヘアにした時の注意したいポイントはこちら!
時間をかけ、ようやく念願のグレイヘアに切り替えることができたら、次はその髪をきれいにキープすることが大切です。「グレイヘアをおしゃれとして楽しんでいる」と周りから理解されるためにも、ヘアスタイルのメンテナンスやヘアケアが欠かせません。
手のかけようによっては、グレイヘアをよりおしゃれに見せることができます。ここでは、グレイヘアへの移行後に気をつけたいポイントをまとめました。
清潔感のあるヘアスタイルを維持する

銀座の美容室 7inch のスタイルより。
ショートやボブなら毎月、セミロングヘア〜ロングヘアなら3ヶ月に1回は、毛先とボリュームをカットで整えてください。また、定期的なカットだけでなくヘアセットで髪を整えましょう。
白髪は黒髪と比べるとダメージしていなくてもパサついて見えます。グレイヘアはきちんと整えてこそ、格好よく見えるもの。ワックスやスプレーなどを使ったスタイリングが必須です。
トリートメントでこまめにヘアケア

黒髪にくらべて水分量が少ない白髪には、特にトリートメントが大切です。
グレイヘアに移行すると、カラーリングをしなくなる分、髪のダメージが少なくなったと感じる方がほとんどだと思います。
もちろんその通りなのですが、白髪はもともと髪の水分量が少ないため、黒髪に比べるとパサついた印象を与えます。また、白という色は膨張色であるため、ゴワついたり、膨らんだりして見えてしまいやすいのも気になるところ。うるおいやツヤ感を維持するには、トリートメントが欠かせません。
髪をなめらかにしてツヤを与えるオイル系のトリートメントは、グレイヘアの強い味方です。美容室なら、あなたの髪に合うものをすすめてくれるので、カットで通うたびにトリートメントを利用するのもおすすめです。
また、グレイヘア専用のカラートリートメントは、白髪の黄ばみを抑えてくれます。「髪の色がくすんできたかも…」と気になる場合は、ぜひ試してみてください。どれだけ年齢を重ねても、ツヤツヤの髪でいたいですね。
メイクで健康的な印象を作る

ヘアカラーと同じようにメイクアップも、アップデートしましょう!
肌も髪も同じように歳を重ねていきます。メイクだけが10年前と同じまま…とならないように、今のあなたに似合うようにアップデートしましょう。
たとえば、以下に気をつけるだけでも若々しい印象につながります。
- 乾燥肌なら、メイクアップ効果でツヤ感が出るリキッドタイプやクッションタイプのファンデーションを使用する
- アイメイクが濃すぎないように注意する。目元はベージュやブラウンの上品なアイシャドウを使ってグラデーションを作る
- 年齢とともに頬が痩せたり下がったりするので、チークの位置を再確認する
- 普段からメイクをあまりしない場合も、眉毛を整えたり、チークやリップで色味をのせることで健康的に見せられる
ぜひ、グレイヘアに似合うメイクを研究してみてください!
グレイヘアと相性のいいワンポイントカラーを紹介

少し変わりたくても、どう変えていいのかわからないものです。
「いざグレイヘアにしたけど、なんだか少し物足りない」と感じるなら、ワンポイントカラーでアクセントをつけるのはいかがでしょうか。
私は実際に「少し色で遊べないかな」「どこか周りと違ったスタイルにしたい」とお客様から相談されることがあります。ポイントは、ほんの少しだけ色を入れること。ここでは、白髪があるからこそきれいに映えるワンポイントカラーをご紹介します!
ホワイト

名古屋の美容室 CLEAR of hair 栄南店 のスタイルより参考画像。こちらは全体に色が入っていますが、これくらいのハイトーンカラーをグレイヘアにメッシュでプラスするイメージです。
ホワイトはグレイヘアに馴染みやすく、色が抜けたあとも目立ちにくいヘアカラー。期間限定でカラーリングをしたい方や、色を入れるのに抵抗のある方におすすめです。肌のトーンや服装に関係なく、誰でも取り入れやすいところも支持されています。
ワンポイントとして入れるのにおすすめの場所は、顔周りです。前髪や片方の顔周りのみをホワイトにして、髪をかきあげたときに見えるようにすると、とてもおしゃれに見えます。
鮮やかなカラー
ポイントで鮮やかな色を入れるなら、白髪に色が入りやすいヘアマニキュアを使ったカラーリングが適しています。ナチュラル志向だったり、赤やオレンジに染めたい場合はヘナカラーという方法もあります。
ハイライトのように全体にばらつかせて入れる、ワンポイントで目立たせるよう前髪に入れる、インナーカラーのように内側に色を忍ばせるなど、バリエーションも豊富です。
マニキュアもヘナも、カラーリングをした直後は鮮やかに発色しますが、時間とともに薄くなっていきます。退色後はやわらかい色になり、違った雰囲気を楽しめます。
一度色を入れると長く髪に色が残るので、期間限定で楽しみたい方やロングヘアの方には不向きです。ショート・ボブならさまざまな色を期間限定で楽しみつつ、カットしてカラーチェンジするのもいいですね。
ブラック

銀座の美容室 7inch のスタイルより。
実はひそかな人気があるブラック。「目立たないし意味がないのでは?」と感じる方も多いかもしれませんが、かなりの実力派カラーなんです。単なるグレイヘアに少し手をかけた印象になれます。
ショートやボブと相性がよく、サイドのもみあげからその下部分や、襟足などに入れるのがおすすめ。ブラックを入れることで、スタイルがぐっと引き締まります。目で見てもしっかりと印影がつくために、ふんわりとしたヘアセットが得意でない、トップのボリュームがなくて悩んでいるという場合にぴったりです。
ブラックは色素が濃いので退色しにくいのもメリットの一つです。ほんの少しイメージを変えたいときに、ぜひ挑戦してみてください!
おわりに

日本でも「染めない」が当たり前の選択になるかも?
すっかり市民権を得たグレイヘア。今後も流行が拡大するのではないかと考えています。美とはとても奥が深く、人それぞれに感性が違うもの。それは、ファッションやメイクにも同じことがいえます。
鏡をみるたびに明るい気持ちになれるのであれば、グレイヘアも白髪染めも、どちらもすてきなカラーリングの選択です。ぜひ、あなたがやってみたいと思う気持ちを大切にしてくださいね。グレイヘアも含めて、いろいろなヘアカラーにチャレンジしましょう。
▼監修&ライティング担当・fukumi
美容師ライターとして活動しているfukumiです。今回はグレイヘアの魅力をご紹介します!エイジングサインとして白髪が現れると、どうしても隠したくなってしまいますよね。でも、あえて「染めない」選択をすることで、大人世代にしかできない洗練されたヘアスタイルが手に入ります。そろそろ白髪染めをやめたいと考えている方は必見です。