カラーリングにはどんな種類があるの?

美容室でカット並みにオーダー率が高いカラー。最近では「イルミナカラー」などカラー剤の名前が一般的になったり、「◯◯カラー」というバリエーションも増えてきました。美容室のメニュー表を見ても「◯◯カラー」というラインナップがたくさん並んでいることがあり、オーダーに悩むという方もいるはず。今回は知っているようで知らないカラーの種類についてお伝えします!

type-of-color-手袋とカラー剤

一般的に使われている6種類のカラー剤についてご紹介します!

カラー剤は一般的には、アルカリ性カラー、酸性カラー(ヘアマニキュア)、塩基性カラー(カラートリートメント・カラーバター)、ブリーチ剤、ハーブカラー (ヘナカラー)、黒染めの6種類があります。

カラーリングの種類

アルカリ性カラー

type-of-color-カラー剤1

1番多く使われているのがこのカラー剤です。

一般的なカラー剤で、髪の中のメラニンを分解してそこに色素を入れていく方法です。
色を抜きながら染めるため綺麗に発色し、色持ちも良いですが、時間がたつと色素が少しずつ抜けてやや明るい色合いになります。
ダメージを受けた髪だと、髪の表面をコーティングする働きのあるキューティクルがはがれて、カラーの色素が流出しやすく、早く色が抜けてしまいます。

髪はもともと弱酸性であるため、アルカリ性カラー剤はケアをしっかり行わないと、カラーするたびに髪には大きな負担をかけてしまいます。
そのため、市販されているホームカラーも多くはアルカリ性カラー剤ですが、美容室にて適切なケアを行いながらの施術をオススメします。
また、髪の色を戻したいときには、自然に伸びるのを待つか染め直しを行います。

type-of-color-カラー剤2

白髪を染めたい時にもアルカリ性カラー剤が使われています。

白髪染めも基本的にはアルカリ性カラー剤です。
ファッションカラーとの違いは、ブリーチ剤の量や染料の強さといった配合の違いです。
一度明るく染める必要のあるファッションカラーにはブリーチ剤が多く、白髪染めには少なめに配合されています。また、しっかりと白髪を染める必要があるため、色味を出すための染料は多めに含まれています。
(色持ち:1~3ヵ月くらいのものが多い)

酸性カラー(ヘアマニキュア)

type-of-color-カラー剤3

アルカリ性カラーより髪に優しいカラー剤です。

髪のキューティクルの内部に色を入れるアルカリ性カラー剤と違い、キューティクルの表面に色素をコーティングするカラーリングです。
アルカリ性カラーは「医薬部外品」ですが、酸性カラーは「化粧品」として登録されておりダメージは低く、アルカリ性カラーに含まれ、アレルギーを引き起こす可能性のある「ジアミン」も入っていない場合がほとんどです。
ただ色の発色はアルカリ性カラーほど強くないため、黒髪だとあまり色がつかないのが難点。
しかし、ブリーチ剤などで極端に色味を抜いた髪にのせると、ショッキングピンクやブルー、原色系などアルカリカラーでは出せない色味を表現することができます。

type-of-color-ピンク

原色カラーを楽しみたい時は、ブリーチ後にヘアマニキュアを試してみて下さい!

アルカリ性のカラー剤に比べると色落ちしやすいですが、髪表面をコーティングして発色するため、髪を傷めません。

市販品では、髪を脱色する薬剤が混ざったものもあり、そちらを使ってしまうと髪を傷めてしまうため、注意が必要です。
構造がリンスやトリートメントに似ているため、シャンプーをしていると自然に色が抜けますが、専用のリムーバーでも落とすことができます。
髪には優しいものの、肌につくと取れなくなってしまうため、地肌からは離して塗布するのが一般的です。
(色持ち:2~3週間くらいのものが多い)

塩基性カラー(カラートリートメント・カラーバター)

type-of-color-カラー剤4

主成分がトリートメントなので、さらさらに仕上がります。

酸性カラーと同じように髪の外側をコーティングするように染めるカラー剤として、カラートリートメントも使用されることがあります。
こちらも化粧品登録で、ジアミンは含まれていないためアルカリ性カラー剤にアレルギーのある方でも使用することができます。
使用感も酸性カラーと似ていますが、化学的に見ると染め方が違います。
(カラートリートメントに含まれるのは、塩基性染料やHC染料です)これに含まれる染料は、2001年の規制緩和により使用できるようになりました。

type-of-color-のびる絵の具

前回と違うカラー剤を使用する時は注意が必要です。

カラートリートメントはその名の通り、トリートメント剤の中にカラー成分が含まれている製品です。
自宅で手軽に使いやすく、髪もさらさらになるということからホームユース商品として一般に広がってはいますが、自分で使用すると色むらができやすかったり、その後にアルカリ性カラーを使用すると思わぬ発色をしてしまったりと(緑色に染まるケースがあるようです)、違った染料を使用する予定がある場合には注意が必要です。
色持ちは良くなく、今回紹介する6種の中では一番早く退色してしまうため、自宅で定期的に染めなおすケースが多いようです。
(色持ち:1~2週間くらいのものが多い)

ブリーチ剤

type-of-color-カラー剤5

髪への負担が大きいブリーチ剤は、繰り返しの使用は控えて下さいね。

ブリーチ剤は、髪の色素を分解し、脱色する薬剤です。
ブリーチ剤はカラー剤のように色素を髪に入れるのではなく、脱色により、髪の毛を構成する色素を抜いていきます。
繰り返し使用することで、元々黒かった髪が茶色・黄色・白という風に変色していきます。
色素が完全に抜けた状態が白髪ですが、通常のブリーチ剤ではそこまで色素を落とすことはできません。

明るさは施術時間の長さにより調節することも可能ですが、色味はその人の本来持っている色素の影響を受け、ブリーチ剤だけでは他の色味を加えることはできません。
アルカリ成分が高い薬剤のため髪への負担も大きく、ハイトーンカラーになるまで繰り返し使用すると髪がボロボロになってしまうこともあります。

type-of-color-アッシュ

市販のものは特に強い薬剤が入っているので美容室でやって貰いましょう!

外国人風カラーをはじめとしたアッシュ系の色味や、ハッキリした色味を出したい場合は、ブリーチ剤とアルカリ性カラー剤を組み合わせて狙った色を発色させるのが一般的です。
ブリーチ剤は市販されているものもありますが、どんな髪でも効果が出るよう強い薬剤を使っていること、自宅ではアルカリ除去が難しいことから髪・頭皮への負担が大きいので、美容室での施術をオススメします。

ハーブカラー (ヘナカラー)

type-of-color-ヘナ

天然成分ではありますが、その分染まりにくい特性があります。

ヘナという植物を染料として染めるカラーリングです。
100%ヘナのカラー剤にはトリートメント効果もあり、天然成分なので髪を傷めずに染めることができますが、染まりにくいために施術時間がかかったり、脱色できないため明るい色味に染めることは難しいです。
かつ、100%ヘナカラーで染まるのは「オレンジ色」のみです。
100%ヘナを使用する場合は、色味のバランスをとるため、同じく天然成分である「インディゴ」を使用してヘナのオレンジを打ち消し、黒色に近づける場合があります。
使用すると黒すぎる色になる場合もあるので、熟練のスタイリストさんにお願いするのが一番いいでしょう。

また、ヘナカラーには、化粧品登録の染料をヘナに混ぜたものがあり、ヘナ100%のものより安定して早く染めることができます。
ヘナという名称でありつつオレンジ色以外にも染まる場合は、こうした染料が混ざっている可能性が高いでしょう。(ケミカルヘナ等の呼び方をされます)

type-of-color-指差し確認

肌に優しいイメージがありますが、人によってはアレルギーを引き起こすので、使用前に確認して下さいね。

肌に優しいカラー剤として日本で化粧品登録を受け、市民権を得ているヘナですが、2007年には100%天然を謳う市販のヘナにアレルギーを引き起こす成分である「ジアミン」(含まれると本来は医薬部外品になる)が無認可で含まれていたことから、頭皮のかぶれを訴える人が続出し、国民生活センターが注意を促したことがありました。
化粧品登録されているヘナに医薬部外品であるジアミンを混ぜることはできず、薬事法違反になってしまいます。
また現在でも、ジアミン入りのヘナを使用している美容室はまれにあるようです。
100%ヘナは植物アレルギーがない限り使用できる優しいカラー剤ですが、ジアミン入りとなると、比率は低くても通常のアルカリ性カラー剤と構造は同じです。
ヘナによるカラーであっても、パッチテストをオススメします。

黒染め

type-of-color-黒髪

トーンダウンには黒染めが1番効果がありますが、その後のカラーが染まりにくいのが難点です。

髪を明るくした後に、トーンダウンするためのカラー剤です。
ブリーチした髪でも暗くトーンダウンすることはできますが、残っている色味によっては緑がかったような思わぬ色がでてしまうこともあります。
一般的に黒染めをおこなうと、そのままではブリーチ剤やカラー剤を使用してもムラになってしまったり、均一に染めることが難しくなってしまいます。
そのため、一度黒色の残留染料を薬剤で落としてから染めなければいけなくなります。
この薬剤はコスメ系の髪に優しいものもありますが、黒染めの黒い色素を完全に抜くことは難しいため、トーンダウン後に明るく染める予定のある時は美容室で相談するのが一番良いでしょう。

「カラー、ノンアルカリ・ヘナ・ハーブカラー、外国人風カラー・デザインカラー」のおすすめサロンのまとめ記事

カラー、ノンアルカリ・ヘナ・ハーブカラー、外国人風カラー・デザインカラーについておすすめのサロンを特集しています。お近くのエリアの記事をぜひ確認してみてください!

カラーがおすすめの美容室まとめ

ノンアルカリ・ヘナ・ハーブカラーがおすすめの美容室まとめ

外国人風カラー・デザインカラーがおすすめの美容室まとめ

美容室をもっと好きになれるメディアBSR PRESS
フォローして新着記事をチェックする
pageTop