世界中で大注目のOLAPLEX(オラプレックス)がついに日本上陸!驚きの効果を徹底解説!
最近では、日本だけでなく世界中でダメージのないツヤツヤで滑らかな手触りの髪が人気です。お客様のさまざまなニーズのために、美容室のメニューはどんどん進化しています。今回は、世界中がその効果に驚いた「OLAPLEX(オラプレックス)について、徹底解説していきます!
最近よく聞くOLAPLEXって一体何?
OLAPLEXとは、髪質をコントロールすることから、トリートメントとしての位置付けがされている新たな処理剤のことです。
ブリーチやヘアカラー、または縮毛矯正などでダメージしてしまった髪を、まるでハリコシのある健康毛のようにコントロールするもので、施術のタイミングは前処理や後処理のトリートメントとほぼ同じ、つまりカラーリングやパーマの前後がほとんどです。
このOLAPLEXは、もともとアメリカで開発され今では世界中に広まり、日本でもここ最近人気となり導入するサロンが増えてきました。
アメリカ発なだけあり、細毛や猫っ毛の外国人の髪のダメージを改善し、髪本来のハリコシのある髪へ改善することができたので、爆発的に大人気となったわけです。
化粧品・日用品業界のニュースサイト国際商業ONLINEの記事によると
日本には2018年2月に上陸し、現在3500軒のサロンが取り扱っている。
と書かれています。
つい最近日本に入ってきた新しい技術のため、まだ取り扱っているサロンはそこまで多くはありませんが、世界中で反響があったように、日本でもこれからどんどん流行し、定番化することが予想されます。
OLAPLEXって一体何?①厳密にはトリートメントではない
新技術OLAPLEX とは!?
以前の文章に「OLAPLEXとはトリートメントとしての位置付けがされている」とありますが、厳密に言うと、髪に必要な栄養素を入れ、コンディションを良くするための処理剤です。
OLAPLEXの施術後は、色もちやカールのもちが良くなるだけでなく、手触りが良くなり、見た目にもツヤツヤになるのでトリートメントをした時のような効果が得られます。
お客様からすると「トリートメントと同じじゃないの?」と思われがちですが、専門的に見ると、処理剤はトリートメントとは違い、カラーリングやパーマなどの施術をしやすくするための薬剤です。
美容室によっても使い方は多少違いますが、カラーリングやパーマなどの施術をする前後のタイミングでOLAPLEXを使うことを推奨されています。
今まであった処理剤よりも、髪を本来の健康な状態に近づけることができるため、ダメージや髪質のせいでできなかったヘアスタイルができるようになり、選べるヘアスタイルの幅がグッと広がったのです。
また、OLAPLEXはカラーリングやパーマだけでなく、通常のトリートメントとも併用することができるため、「奇跡の一滴」とも呼ばれていて、お客様のなりたい髪へのさまざまな希望を叶えることのできる処理剤なのです。
OLAPLEXって一体何?②OLAPLEXで髪のコンディションが良くなる仕組みとは
アメリカで開発された成分で髪のコンディションが良くなる!!
まず、OLAPLEXの最大の特徴としては、アメリカで発明されたジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコールという成分(以降ジマレイン酸と呼びます)を使っているということです。
そもそも髪はカラーリングやパーマなどの薬剤や紫外線、ヘアアイロンなどの熱のダメージを受けると、髪の中でシステイン酸というものが作られます。
システイン酸とは、カラーリング剤やパーマ液などの薬剤が髪にとって強すぎたり、繰り返し使い続けることで、髪の中で酸化反応を起こして生まれる異常酸化物のことです。
このシステイン酸は、髪の中のタンパク質の結合のひとつであるシスチン結合に影響を及ぼし、髪の弾力や強度を弱めてしまいます。
外部からのダメージにプラスして、これらの酸の影響で髪の内部のタンパク質がボロボロになり、表面のツヤとなるキューティクルもガサガサになって、剥がれてしまいます。
OLAPLEXに含まれるこのジマレイン酸は、髪のダメージしたタンパク質自体に働きかけ、髪本来の健康な状態に修復しようとします。
写真はOLAPLEXを扱う表参道の美容室 Ley by KINGDOM のスタイルより
詳しくお話しすると、髪の内部の、タンパク質の結合のひとつであるS-S結合に働きかけているのですが、専門的でわかりにくいので、髪の元となっているタンパク質に働きかけていると思ってもらえればOKです。
この働きにより、システイン酸の生成を抑え、ダメージしたタンパク質や、ダメージによりボロボロに壊れてしまったタンパク質を強固に繋ぎ合わせ、元の状態に修復しようとします。
髪のダメージを「まったくなかったこと」にするわけではありませんが、OLAPLEXは、カラーリングやパーマなどと一緒に併用することで、その効果を最大限に発揮できます。髪の内部のタンパク質を健康な状態に近づけるので、結果として、カラーリングの色もちや、パーマのもちを良くすることができます。
OLAPLEXは、ただ栄養素を入れるだけの処理剤ではなく、カラーリングやパーマなどの施術に使う薬剤からしっかりと髪を守り、髪の内部からダメージケアをすることで、髪本来のハリコシを出し、さらには滑らかな手触りにすることができるのです。
OLAPLEXを体験してみよう
このように詳しくOLAPLEXについて見ていくと、ダメージしている髪の人ほど「ぜひ試してみたい!」と思いますよね。
「おしゃれなヘアスタイルや、清潔感のあるヘアスタイルを維持するためには、多少のダメージは仕方ない」と思っていた常識がOLAPLEXによって、良い意味で覆されたのです。
ですが、日本に入ってきたばかりの薬剤なので、取り扱っている美容室も数千件と、まだまだ少ないのが現状です。
それでもOLAPLEXを提供している美容室はありますので、気になる人はぜひ調べてみてくださいね!
OLAPLEXを体験してみよう①どんなサロンで施術が受けられるの?
写真はOLAPLEXを扱う吉祥寺の美容室 NiCHE の店内写真より
OLAPLEXをいち早く導入している美容室は、「美髪をキープすることに力を入れている美容室」であったり、「ブリーチやカラーリングに力を入れている美容室」であることが多いです。
特に都市で、技術やヘアスタイルなど「最新」を扱っているとうたっているような美容室では、OLAPLEXを取り扱っているケースが多いです。
日本だけでなく世界で注目されているOLAPLEXなので、導入した美容室としても、お客様に喜んでほしいので、何かしらのツールで紹介していると思います。
お店のブログやホームページなどでもチェックすることができるので、あなたの通える範囲でOLAPLEXを取り扱っている美容室があるかどうか調べてみてくださいね。
また、美容室によってはOLAPLEXとは言わず、「ケアブリーチ」という名前でブリーチのメニューに使っている場合があるので、「これはOLAPLEXのことなのかな」とわからない場合は、直接美容室に問い合わせてみるといいでしょう。
OLAPLEXを体験してみよう②OLAPLEXを施術する場合の手順って?-サロン編
OLAPLEXを体験してみよう!!
それでは実際に、美容室でのOLAPLEXの手順方法を見ていきましょう。
カラーリングやパーマなどの施術の内容や、髪の状態によっても内容は多少変わりますが、今回は代表的なOLAPLEXの使い方をご紹介します。
手順⑴No.1ボンドマルチプライヤーを髪につける
まずは、カラーリングやパーマを施術する前の乾いた髪にNo.1ボンドマルチプライヤーを根元から毛先までしっかりつけ、コーミングをして揉み込みます。
しっかりとつけ終わったら、約5〜10分放置して髪の内部までじんわりと浸透させます。
手順⑵シャンプーをしてNo.1ボンドマルチプライヤーを洗い流す
放置時間が終わったら、髪につけたNo.1ボンドマルチプライヤーを洗います。この時、少しでも髪に残っていると次に施術をするカラーリングやパーマの薬剤の妨げとなるので、しっかりシャンプーをして洗います。
「せっかくつけたのにもったいない」と思うかもしれませんが、髪の内部にきちんと浸透しているので、髪の外側についている薬剤を洗い流しても効果が少なくなるわけではないので、ご安心くださいね。
手順⑶カラーリング、パーマをする
希望のカラーリングやパーマをして、施術後は次につけるNo.2ボンドパーフェクターのためにしっかりと洗います。シャンプーをして洗うか、お湯だけで洗うかは施術により異なります。
手順⑷No.2ボンドパーフェクターを髪につける
No.2ボンドパーフェクターの浸透を良くするために、タオルなどを使ってムダな髪の水気をしっかり取ります。その後、No.2ボンドパーフェクターを髪全体につけていきます。
コーミングをして髪にしっかりと揉み込み、約5〜10分放置します。この時、効果を高めるために温めたりすることもあります。
手順⑸No.2ボンドパーフェクターを洗い流す
No.2ボンドパーフェクターを洗い流し、シャンプー台で仕上げのトリートメントをつけて終わりです。
当日、トリートメントのメニューを追加している場合は、No.2ボンドパーフェクターをシャンプー台で洗い流した後にトリートメントの施術をします。
美容室での手順はNo.1ボンドマルチプライヤーとNo.2ボンドパーフェクターの2種類の処理剤の使用で終わりです。
OLAPLEXを体験してみよう③OLAPLEXを施術する場合の手順って?-自宅編
ホームケアにOLAPLEXを取り入れれば見違えるようなツヤ髪へ。
次に、OLAPLEXを自宅で使う場合の手順を見ていきましょう。
[自宅編]手順⑴No.3ヘアパーフェクターでホームケア
美容室で施術してもらったカラーリングやパーマのもちを、さらに良くするためのホームケア用のOLAPLEXです。
乾いた髪にNo.3ヘアパーフェクターを約20ml 程度を髪全体にくけて、よく揉み込みます。約10分放置してから洗い流して、いつも通りのシャンプーとトリートメントをします。
1週間に1〜2回No.3ヘアパーフェクターを使用することで、美容室で施術してもらったOLAPLEXの仕上がり感を次の美容室に行くタイミングまでキープすることができます。
[自宅編]手順⑵No.4ボンドメンテナンスシャンプー、No.5ボンドメンテナンスコンディショナーでホームケア
普段のシャンプーとコンディショナーをOLAPLEXのシリーズに変えるだけです。シャンプーもコンディショナーも、いつも通り使えば大丈夫ですよ。
毎日蓄積しやすいダメージを、シャンプーやコンディショナーでしっかりケアすることができます。
[自宅編]手順⑶No.6ボンドスムーサーでホームケア
このNo.6ボンドスムーサーは、髪をドライする前の流さないタイプのトリートメントとしても使えますし、仕上げのスタイリング剤としても使えます。
髪の長さや量に合わせてパール2粒〜3粒のサイズを手のひらに出し、よく広げてからダメージの気になる部分に揉み込むだけです。
このトリートメントにもしっかりジマレイン酸が配合されているので、日中も髪をケアすることができます。「ツヤツヤで滑らかな手触りの髪がずっと続く」と海外ではすでに大人気の商品です。
OLAPLEXを体験してみよう④効果はどれくらい持続する?
長期間サラサラな髪でいたいですよね?
髪質やダメージ度合いにもよりますが、週に1〜2回のスペシャルケアのトリートメントであるNo.3ヘアパーフェクターを、シャンプーやトリートメントをする前にきちんと使用した場合、美容室で施術したOLAPLEXとしての効果は、約2カ月持続します。
さらに2〜3カ月としっかりと効果を持続させたい人のためにホームケア用のラインとして、シャンプー(No.4ボンドメンテナンスシャンプー)、コンディショナー(No.5ボンドメンテナンスコンディショナー) 、流さないタイプのトリートメント(No.6ボンドスムーサー)もあります。
自宅で使うことのできるホームケア商品はすべて合わせると4種類あります。ダメージをしっかりケアしたい人へはすべて使うことをオススメします。
どれを使おうか迷う人は、まずはベーシックなNo.4ボンドメンテナンスシャンプーとNo.5ボンドメンテナスコンディショナーを。ヘアアイロンをよく使ったり、スタイリングをする人はNo.6ボンドスムーサーを。美容室で施術したOLAPLEXのもちをよくしたい人はNo.3ヘアパーフェクターを選ぶと良いですよ。
毎日美容室帰りのようなツヤツヤの髪をキープすることができるので、これらの商品はOLAPLEXを施術したお客様から大人気の商品です!
ただ、OLAPLEXでケアしているからといって基本的な「濡れた髪のまま寝れない」とか、「クシやブラシで髪を丁寧にとかす」など、ノーマルなケアを怠らないようにしましょう。
OLAPLEXが向いている人
一言に「髪がダメージしている」と言っても、そのダメージ度合いや、何によってダメージしてしまったかというのは人それぞれ違います。
OLAPLEXを試してみたい人はたくさんいると思いますが、一体どのようなタイプの人だったらOLAPLEXが向いているのか見てみましょう。
OLAPLEXが向いている方①ブリーチを使ったハイトーンカラーやパーマをかけたい人
そもそもOLAPLEXは、ハイダメージによってボロボロになってしまった髪と、とても相性が良いのです。
特に、施術の後に髪がきしみやすいブリーチや、ハイトーンのカラーリング、縮毛矯正などと併用して使うことで、今までの髪の仕上がりとまったく違い、しなやかで滑らかな髪質になります。
ケミカルによってダメージしている髪や、髪にとって強い薬剤を使うハイリスクの施術をする人には特にオススメです。
OLAPLEXが向いている方②ヘアアイロンをよく使う人
ヘアアイロンを使う人におすすめ!
髪のダメージはケミカルによるタイプだけではありませんよね。自宅でヘアアイロンをよく使う人の髪も、毎日高熱を髪に当てているために、髪のタンパク質が熱に耐えきれず、タンパク変性を起こしてしまいます。このタンパク変性によって、もとの髪質よりも硬いゴワゴワな髪質になってしまいます。
このように外部からの摩擦や熱などの刺激でダメージしてしまっている人も、OLAPLEXとの相性が良いですよ。例えハイリスクでない普通のカラーリングやパーマをするとしても、OLAPLEXを併用することで髪本来の滑らかさを取り戻しやすくなります。
OLAPLEXが向いている方③年齢による髪の悩みを解決したい人
年齢によるダメージにもおすすめ!
年齢によって、「髪が細くなってしまったりペタンコになってしまう」という悩みは本当によく聞きます。OLAPLEXでは、このように年齢によって起こる髪のトラブルも改善することができます。ただ、覚えておいてほしいのは、「歳を重ねた方の髪が良くない」ということではないということです。
正確には、「年齢によって、キューティクルの枚数やタンパク質の状態が変わっていくために、今までよりもダメージしやすくなる」ということです。
ですので、ダメージしやすくなってしまった髪を、本来のハリコシやツヤのある状態に近づけることができるので、年齢によって起こるさまざまなトラブルを改善することができるのです。
年齢だけでなく、元からダメージしやすい髪質の人にもOLAPLEXは強い味方ですよ。
OLAPLEXが向いていない人
OLAPLEXと同系列のWELLA PLEX(ウェラプレックス)を扱う横浜の美容室 Ley by KINGDOM のスタイルより
何度もお伝えしていますが、OLAPLEXは、ダメージしてしまった髪を、元の健康な髪の状態に近づけるための処理剤です。
カラーリングやパーマをしていない地毛の髪であっても、毎日のスタイリングやドライヤーなどの熱、紫外線や摩擦などによって髪は少しずつダメージしてしまいます。
ですので、ほとんどの方にOLAPLEXは向いていると言えるのですが、強いて言うならば「まったくダメージのない健康毛の人」はOLAPLEXを施術しても効果を感じにくいので向いていないと言えます。
ですが、このようにまったくダメージのない健康毛の人でも、OLAPLEXをすることで、タンパク質をより強固な状態にすることができるので、ダメージしにくい髪質にすることができるのて、まったくムダというわけではありませんよ。
ダメージのない健康毛の人でOLAPLEXを施術してもらう予定の方は、手触りやツヤなどが特に変わるわけではないということを、ぜひ事前に覚えておいてくださいね。
FIBREPLEX(ファイバープレックス)やRカラーはOLAPLEXと同じ?
OLAPLEXだけでなく、ファイバープレックス、Rカラーなども最近ではよく聞くようになりましたが、これらはアメリカでOLAPLEXが開発された後に新たに開発された薬剤です。
OLAPLEXはプロジエから発売されていますが、FIBREPLEXはシュワルツコフ、他にもウェラプレックスはWELLAから、Fカラープロテージはフィヨーレコスメティクス、スマートボンドはロレアルから発売されています。
メーカーによっても使い方や仕上がりに違いはありますが、OLAPLEXに似た薬剤ですので「OLAPLEX系」とまとめて考えるとわかりやすいですよ。
これらの処理剤はとても似ているのですが、OLAPLEXはジマレイン酸、FIBREPLEXやRカラーなどはジカルボン酸が主成分となっています。
OLAPLEXは特許を取得しているために、OLAPLEXの後に開発されたFIBREPLEXやRカラーなどの処理剤には、OLAPLEXと同じ主成分を使うことができません。そのため、似た効果のある違う薬剤を主成分としているわけですね。
施術後の髪の強度、滑らかさ、ハリコシなどを比べてもOLAPLEXが特に美容師に人気があるようです。ですが、FIBREPLEXやRカラーもOLAPLEXと似た効果が得られ、さらに髪を明るくするのに向いていたり、操作性が良いことからこれらの処理剤もまた人気があります。
ダメージを気にせず希望のヘアスタイルへ!
写真はOLAPLEXと同系列のFIBREPLEXを扱う札幌の美容室 SEAM のスタイルより
いかがでしたか?OLAPLEXを使うことで、今までダメージを気にしてあきらめていたヘアスタイルにも挑戦することが可能になりました。世界中をとりこにした最先端テクノロジーの処理剤で、あなたの髪もぜひケアしてみてくださいね!