縮毛矯正とストレートパーマの違いは何!?持続期間や値段まで徹底解説!

皆さん誰しもこの疑問を感じたことはありませんか?僕自身も美容師になるまでは全然わかりませんでした。縮毛矯正とストレートパーマは何が違うのか?自分にはどっちが合っているのか?そんな疑問を少しでも解決するべく解説していきます!

縮毛矯正とは?

まずは縮毛矯正とはどんな施術なのかを改めて解説して参ります。簡単にいえば、縮毛矯正はあらゆるクセの状態をストレートにできる施術です。クセの具合は人によって全然違います。ゆるく大きいクセだったりボリュームが出てしまうクセもあるし、外国人の毛質のように全体がクルクルしたクセもあります。

そういった様々なクセに対して薬剤とアイロンの熱を利用してストレートにするのが縮毛矯正なんです。

クセの成り立ち

くせっ毛の女の子の写真

クセはどのようにしてできるのか?

目で見た時に、髪にクセがあるかないかはわかりますよね?では、クセがどんな風になって出ているのかはご存知でしょうか?

まず髪の毛はほぼ、ケラチンというたんぱく質によって作られています。そしてたんぱく質というのはアミノ酸の集合体で、4つの結びつき(結合)によって髪の毛が形成されています。

以下、結合について説明します。少し専門的な話になりますが、難しい言葉はそのまんまそんな名前のものがあるんだと思って読んで下さい。

・水素結合→濡れると切れて、乾かすとまたくっつく結合のシステムです。ドライヤーで乾かすと真っ直ぐになるけど、自然乾燥で乾かすとボリュームが出てしまったり、寝癖ができやすいのは水素結合が歪んだ状態で再結合するためです。

・イオン結合→髪の毛のphは4.5〜5.5の弱酸性、それよりもアルカリ性に傾くことでイオン結合は切れます。カラーをするとこの結合が切れます。

・シスチン結合→この結合を切ることで髪の毛の形を変えられます。うねりのある状態で切って結合させるのがパーマ、ストレート状態で結合させるのが縮毛矯正です。

・ペプチド結合→これが切れると髪の毛の状態を保てません。なので切れてしまった場合はトリートメントでカバーすることはできないので、カットをしてなくすしかありません。軽度の状態は枝毛など。

そしてクセ毛に関して言えば、水素結合により広がったり収まったりするのが、日常的に感じる事象だと思います。濡らすとボリュームはなくなり、ドライヤーで乾かすと広がるというのは皆さん毎日体験しているのではないでしょうか。

クセの形を変えてくれるのがシスチン結合の組み替え(パーマ・縮毛矯正)ですね。ただ、必要以上に縮毛矯正などを繰り返したり、1剤が過剰に反応して結合を切りすぎると、ビビリ毛といわれるチリチリ状態になってしまいます。

ビビリ毛になると基本的には髪を切るしかありません。ビビリ毛は複雑骨折の状態に似ていて、ズタズタに切れた結合をズタズタの状態で再結合した形になります。ビビリ毛になる原因は美容室での施術によるものがほとんどなので、適切な美容室選びが必要だといえます。

クセが出る理由

WHTと書かれた黒板の写真

クセがでる理由は2つ!

クセ毛になるには2つの理由があります。それは毛髪内部の構造と毛穴の歪みです。

まず、毛髪内部の構造についてお話しますと、髪の毛の中心部にはコルテックスというものがあります。これは簡単に言うとたんぱく質の集合体で、髪の毛の形や弾力などに関わってくる場所。カラーやパーマもコルテックスに関与して色を変えたり形を変えたりします。

コルテックスは髪の中に2種類あるのも特徴です。柔らかく水分を含みやすいオルトコルテックス硬く水分を含みにくいパラコルテックスに分類されています。

それぞれのコルテックスが毛髪内部に均一に配置されていて、バランスが取れている状態だと直毛を保つことができます。しかしどちらかに偏りが出てしまうと、硬さと柔らかさという相反する性質を持っているため、形が歪みます。それが、目に見える形でクセとして出てきた状態というわけですね。

もう一つ、毛穴の歪みについて。これは、髪の毛が出てくるまでの通り道がうねうねと歪んでいる場合、表面に出てきた髪も歪んだままクセ毛として伸びてくるということです。

こういった性質のクセはロングだとクセが収まり、ショートになるとクセが出るという場合が多いですね。

クセに関しては細かい話をするとまだまだありますが、今回のテーマである縮毛矯正を知る上ではここまで理解していれば十分だと思います。

縮毛矯正の原理

カラフルなボタンが並んだ写真

クセ毛のイメージはボタンの掛け違え。

先ほどの結合の話に戻りますが、縮毛矯正に関係してくるのは4つの結合のうちのシスチン結合なんです。パーマなどで切ったりくっつけ直したりできる結合の方法ですね。シスチン結合の状態が曲がって結合されていたりズレてくっついている状態がクセ毛です。

イメージとしてはボタンを掛け違えてしまって結合している状態がクセ毛になるという感じですね。

ズレた状態のシスチン結合を切って、ストレートアイロンの熱を利用して切ったシスチンを真っ直ぐに並べます。その状態でシスチンを再結合させ、ズレないように整えたのが縮毛矯正をしてストレートになった状態なんです。

ボタンを正常に掛け直せば洋服も歪まないですよね?

簡単に言ってしまえば大事なのはクセの状態を切って、熱で真っ直ぐにして、もう一回くっつけるということ。美容師でなければこれだけ分かっていれば大丈夫です。

ストレートパーマとは?

では、ストレートパーマとは一体どんな施術なんでしょうか?「ストレート」と入っているから混同してしまうわけですよね。美容師目線でいえば、ストレートパーマはあくまでもパーマの分類です。

ストレートパーマは薬剤のパワーだけでクセを抑えるため、そもそもうねりが強いクセはほとんど伸びないんです。

髪質やクセの具合によっては伸びる場合もあるかもしれませんが、アイロンの熱が入らないためシスチン結合を切っても真っ直ぐに並べられた状態を保てません。なので、再結合しても真っ直ぐにはならずクセは残ってしまうのです。

つまり、ストレートパーマと縮毛矯正の最も大きな違いはアイロンなどによって熱が入るのかどうかになると思います。

そもそも冒頭でお伝えしたように、ストレートパーマはあくまでもパーマの分類なので伸びたと感じても持ちは悪いです。持っても2ヵ月、早ければ1週間ですね。

ストレートパーマの用途は?

ボリュームある髪の女性の写真

ボリューム、パーマ落としにストレートパーマ!

クセは伸びない。落ちるのも早い。では何のためにストレートパーマというメニューがあるのかというと、「ボリューム落とし」と「パーマ落とし」のためなのです。

ボリューム落としとは、うねりが出るほどのクセではなくボワっと広がりやすいクセを抑えること。これを目当てに、梅雨時期や夏の間だけストレートパーマをするという方もいるくらいです。

そしてもう一つがパーマ落としですね。これはその名の通り一度かけたパーマを取るという目的ですね。パーマをかける前がストレートならそれでストレートに戻ります。

パーマに関しては元々真っ直ぐにくっついていたシスチン結合を、ロッドに巻きつけてシスチン結合を切り、巻きつけた状態で再結合します。

そうすることでカールやウェーブの状態を形成しているので改めて1剤で結合を切り真っ直ぐにとかすだけで、2剤によって再結合したら真っ直ぐになるというわけですね。

縮毛矯正・ストレートパーマの違いとメリット・デメリット

なんとなく縮毛矯正とストレートパーマの施術内容の違いはわかって頂けたと思います。では、他にも「持ちの違い」「値段の違い」「ダメージの違い」などに分けて解説していきます。

縮毛矯正の持ち

まっすぐ伸びた髪の後ろ姿

写真は銀座の美容室BRIGHTのスタイルより

持ちの良さは、縮毛矯正のウリの一つでもありますね。基本的には一度縮毛矯正をした部分は取れません。半永久的に持続するのが縮毛矯正のメリットです。

うねりがまた出てくる原因は、縮毛矯正をしたところが取れるのではなく、根元から新しくうねりのある地毛が生えてくるためです。

クセの強さや長さや量などにもよりますが、だいたい根元が4cm〜6cmくらい伸びてくると気になり始めてくると思います。期間でいうと2ヵ月〜3ヵ月で気になりはじめます。特に短い髪の場合は気になるのが早いと思います。前髪が短ければ前髪だけ気になるという方もいらっしゃいますね。

そういう方は前髪だけの縮毛矯正をメニューにしてあるサロンも多いので聞いてみると良いかもしれません。半年に一回していた縮毛矯正の間に前髪だけの縮毛矯正をやればそれだけでも扱いやすくなりますよね。

短いと根元のクセの影響が早く出るので、うねってきたなと感じやすく持ちが悪くなってしまいます。逆にロングの場合なんかは毛先の重さの分根元のクセが出にくいのでその分持ちは良いと言えますね。

ストレートパーマの持ち

ストレートヘアの女性の写真

写真は吉祥寺の美容室NiCHEのスタイルより

ストレートパーマの場合は持ちが良いとはあまり言えません。先ほどお話ししたようにうねりのあるクセはほぼ真っ直ぐにできないので、ここでいう持ちはボリュームを抑えるために行った場合で考えてみましょう。

ストレートパーマは縮毛矯正と違い、効果は時間経過とともに落ちてきてしまいます。なので、新しく膨らみやすい根元が生えてきて膨らみ始めるのではなく、一度かけた場所も膨らみやすくなります。期間としては3週間〜2ヵ月程度です。こちらもやはり髪質や生活習慣なんかにも違いはでてくるので、あくまでも目安ですね。

なので、ボリュームを抑えた状態を保ちたい場合は、2ヵ月〜3ヵ月くらいの間隔で定期的にかけてあげた方が良いと思います。

パーマ落としで行なった場合はかけたパーマを落とすので、その後またパーマが出てくるということはないので、持ちとかはないですね。

縮毛矯正の値段

お金と財布と電卓の写真

縮毛矯正のお値段は?

値段となるとピンキリですが、ある程度平均的な値段で15,000円〜20,000円程度でしょうか。

値段がサロンによって違うのは、技術や薬剤に違いがあるからです。安い高いというのはその方の価値観でしかないので、5,000円の縮毛矯正をくり返しかける方もいれば、年に2回、100,000円の縮毛矯正をするために北海道から東京のサロンに定期的に通ってる方もいるなんていうお話しも聞きます。

なので、自分だったらこれくらいまでならやりたいという値段が目安で良いと思います。

基本的には安いからかからないということはないと思います。もし、クセが伸びないとしたらあなたのクセに対して薬剤か施術の方法が合っていないのが理由でしょう。

サロンによっては値段で使える薬剤を分けているところもあるので、その場合は美容師に相談して私のクセはどのメニューなら伸びるか?というのを聞いて、その値段ならやってみようかなと思えば、やればいいのです。

例えば、そこで一番安いメニューでやってくれとオーダーして、この薬剤じゃあなたのクセは伸びないと言われているのにそのメニューを選び、実際にクセが伸びなかった場合は、安いメニューだからクセが伸びなかったのではなく、あなたの髪質に合わない薬剤を使ったからクセが伸ばせなかったということになります。

なので、まずは値段で決めるというより自分の髪質や髪のダメージなどの状態に合う薬剤を知ること。そして、値段に納得した上でやってみたいと思えばやるというのが失敗しない縮毛矯正の選び方といえるでしょう。

ストレートパーマの値段

お金とブタの貯金箱の写真

ストレートパーマのお値段は?

こちらも各サロンにより様々なので、参考程度ではありますが、平均6,000円〜10,000円程度です。縮毛矯正の約半分くらいですね。縮毛矯正と同様に薬剤や施術内容によって値段は変わってくると思います。しかし、縮毛矯正よりも時間がかからない分比較的安価になりますね。

美容室でかかるお値段は、材料に対して、技術に対して、時間に対しての3つが重要になってきます。

高い材料を使えば料金も上がるというのは想像しやすいと思います。技術に関しての料金は、その人が技術を習得するまでに至った、時間と労力と情熱への対価ですね。

そして、時間というのは言い換えると席料とも言えますね。カットだけに比べて縮毛矯正やストレートパーマは平均的に見て時間がかかってしまうのでその時間に見合う料金の設定になることが多いです。

例えば、カットが1時間かかって4000円としましょう。そしてストレートパーマが2時間かかって5000円だとすると、2人分カットすれば2時間で8000円の利益になります。

こうなってくると、じゃあウチではストレートの取り扱いをやめにしよう。と、なってしまいます。それではボリュームやうねりを直したいと困っている人は救えないので、win-winの関係を保つためにも、時間に対しての適正料金を頂いているのです。

では、仮にストレートパーマが1時間で終わるとしましょう。その場合は平均的な時間よりも圧倒的に早く終わらせられる、技術と知識からなるものなので価値が上がり、逆に高い設定の料金になると考えられます。

あとは、その料金に対してあなたがやるかやらないかは決められるというわけですね。少し脱線してしまいましたが、つまりストレートパーマは縮毛矯正よりも時間がかからないから安価に設定されているというわけですね。

縮毛矯正のダメージ

毛先の写真

縮毛矯正はダメージ大?

縮毛矯正の場合はアイロンの熱によるダメージが加わることがダメージ要因の1つです。髪の毛はたんぱく質で構成されているため、熱ダメージにとても弱いのです。

通常髪の毛は80度前後を超える熱を与えるとたんぱく質変性を起こします。たんぱく質変性とは熱によってたんぱく質が固くなってしまうこと。そうなってしまうとその後のカラーやパーマなどに影響が出てしまいます。カラーの場合は思うように明るくならなかったり、色が濁ってしまったり。パーマではキレイなカールを出すことが困難になってきます。

同じ現象を卵でイメージするとわかりやすいです。たまごの白身もたんぱく質です。生卵の時はプルプルと柔らかく透明な状態ですよね?しかし、フライパンで焼いて熱を与えると白く固くなり目玉焼きができます。こうした現象が、髪の内部でも起きているということです。

さらにいうと、縮毛矯正は美容室のメニューの中でも1、2を争うほどダメージリスクの高いメニューなんです。正しい知識と技術を持って行わないと修復不可能な状態になる可能性すらあります。

この修復不可能と言われる状態が先ほども出てきたいわゆるビビリ毛と呼ばれている状態です。まるでドライヤーを当ててしまったリカちゃん人形のようなチリチリの髪ですね。

こうなってしまうともう切るしかありません。ダメージとしては最大です。切る以外だと、ビビり毛をなんとか目立たせなくするとか、最初よりは少し良くなったかなと思える程度にするしか対処が出来ないのです。そういったダメージリスクを負うのは縮毛矯正ならではかもしれませんね。

ストレートパーマのダメージ

毛先の写真

ストレートパーマはダメージ小?

ストレートパーマの場合は熱ダメージによる負担は無いので縮毛矯正よりはダメージリスクが低いと言えます。なので、ストレートパーマでのダメージは薬剤由来ということになります。

しかし、この薬剤選定がとても重要なんです!しっかりと髪の状態を見極め薬剤を決めないと、弱過ぎればボリュームを落とせないし、強すぎれば髪がチリチリになってしまいます。

これは縮毛矯正でも同じですね。その人の髪質に合わせて薬剤の配合や時間調整などを考慮して施術していくのです。最近ではセルフでできるストレート剤なんかも薬局などで見かけますが、この手の施術を素人がセルフでやるのはとても怖いことなんです。失敗すると、アイロンを入れなくてもチリチリになったり、とかすだけで切れるようになってしまいます。

特にパーマ落としとして使う場合なんかも、かかり過ぎたから自分でやってしまえ!と、セルフでやるという話をよく聞きますが、すでにパーマのダメージも負っているためダメージリスクは高くなります。

パーマがかかり過ぎたり強く感じた場合は遠慮せず、パーマをかけたお店で「お直し」をお願いすると良いと思います。

だいたいどこのサロンも1週間〜10日間くらいをお直し期間として設けているところが多いです。美容師としても、そのまま今後来てもらえなくなるより、お直しで来てもらった方が良いと思ってる人がほとんどだと思いますよ。

ストレートパーマも縮毛矯正ほどではありませんが、やはりダメージのリスクはあるということですね。

縮毛矯正のメリット

まっすぐの髪を手に流している写真

写真は銀座の美容室bloomsweetのスタイルより

縮毛矯正のメリットはクセ毛もしっかりとストレートになり、一度かけたところは半永久的に持つということですね。

やはりクセで悩んでいる方は非常に多く、ストレートになった時は感動するくらい喜んでもらえることもあります。特に日本人は程度の差はあれクセが多い人種だといわれます。気候的にも、クセが出やすい時期が梅雨から夏にかけてあるので、サラサラストレートになればやはり嬉しいですよね。

今のところ縮毛矯正に変わるクセを伸ばせるものはないのでやはりそこが最大のメリットですね。あとは、うまく部分矯正なんかを利用すれば年間のコストも抑えられる方もたくさんいると思うので、美容師と相談してみてくださいね。

ストレートパーマのメリット

髪の長い女性の写真

写真は札幌の美容室Lamplightのスタイルより

ストレートパーマのメリットは縮毛矯正ほどのダメージリスクはないということ。なので髪質やどのように仕上げたいのかによっては、ストレートパーマで充分という場合もあります。アイロンの熱が必要ないぐらいの毛質の方であれば、最低限のダメージでナチュラルにボリュームを落とせるのはとても魅力的ですよね。

そして、ストレートパーマの場合は一度かけてもまた、デジタルパーマであればかけられます。例えば、パーマをかけて飽きたからパーマ落としをする。また気分転換に3ヵ月後にパーマをかけるということもできます。縮毛矯正は一度やるとパーマをかけることは難しくなりますからね。

また、当日のかかる料金が縮毛矯正よりも低価格ということや、時間も特別長くかかるわけではないのでスケジュールも組みやすいのはメリットですよね。

それではデメリットはどうでしょうか?

縮毛矯正のデメリット

バツのプラカードを持つ女性の写真

縮毛矯正のデメリットとは?

縮毛矯正のデメリットはやはりダメージですね。熱によるダメージはたんぱく質変性を起こしパーマやカラーなど次の施術に影響が出やすくなってしまいます。

例えばカラーなら、明るくなりにくなったり色が濁りやすくなってしまいます。パーマならしっかりとしたカールが出にくくキレイにウェーブなどが出しにくくなります。

もちろんどんな薬剤を使用したのか、何度でアイロンを入れたのかなどによっても変わりますが。更にパーマはデジタルパーマじゃないとかからないですし、スタイルによってはかけらないということもあります。

パーマにしてもカラーにしても、施術前に必ず縮毛矯正をしていることは伝えましょう。

ストレートパーマのデメリット

バツのプラカードを持つ女性の写真

ストレートパーマのデメリットとは?

ストレートパーマのデメリットは、やはりクセが伸びないということですね。広がりなどは抑えられるものの、クセはほとんどの方がストレートパーマでは伸びないと思います。

クセやうねりが気になる場合は縮毛矯正をするようにしましょう。あとは熱ダメージがないので低ダメージではありますが、ダメージがゼロというわけではないので薬剤選定は慎重にならないといけません。

ストレートパーマで使う1剤は縮毛矯正と同じものを使うので薬剤としてのダメージは縮毛矯正とそんなに変わらないのです。

アイロンワークがない分一般の方がセルフでやりがちですが、とても危険なので基本的にはサロンで施術を受けるのがオススメです。

どんなクセならそれぞれ合うの?

クセと言っても多種多様。しかも今や海外の方と結婚して子供を産むケースも珍しくないので、ハーフの方やクォーターの方も少なくはありません。そのため、日本の美容室でも日本人特有のクセだけでなく様々なクセに対応していかなければならなくなってきています。

日本は世界的に見ても縮毛矯正の技術や薬剤がとても進んでいるといわれています。しかしその分、いろんなストレート系のメニューがあって自分にはどれが良いのかわからない!という方も多いのではないでしょうか?細かい分類は難しいですが、こんな髪質ならストレートパーマ、縮毛矯正というように分けてみましょう。

縮毛矯正が合う髪質

左は癖のある長い髪と右はストレートの長い髪の比較写真

写真は札幌の美容室IRESUのスタイルより

根元から強くうねりがある髪質の方、全体的にチリチリしているようなクセの強い方には縮毛矯正が適しています。

ペース的には、3ヵ月〜4ヵ月に一回位(年に3〜4回程度)を目安にすると良いと思います。それくらいの頻度であればクセが強い方でもキレイなストレートを維持できると思います。逆に期間を空けないで施術をすると、より髪の毛へのダメージリスクが高くなるので時間は少し空けた方が良いと思います。

そして、縮毛矯正を行う場合は伸びた分のリタッチをメインにしましょう。先ほども伝えたように、縮毛矯正は半永久的に持続するので、すでにストレートになってる場所に縮毛矯正をあてるのはなるべく控えましょう。

そういったことからも、以前どこからがストレートでどれくらい伸びてるのかをしっかり判断できるように、なるべくなら同じお店の同じ人に担当してもらうのが望ましいですね。

ストレートパーマが合う髪質

左は少し癖のある長い髪と右はストレートの長い髪の比較写真

写真は札幌の美容室IRESUのスタイルより。

ストレートパーマは、ゆるいクセがある髪質の方に適しています。「うねりやクセはそこまで気にならないけど、湿気や汗で髪が広がるのが嫌」というのがストレートパーマをかける方に多い悩みですね。ストレートパーマでもよいのですが、湿気によって髪が広がるのはダメージが原因の場合もあります。

そういった方は最近よく聞く「酸熱トリートメント」を使った髪質改善のメニューでも良いかもしれませんね。「酸熱トリートメント」に関しては話題の「酸熱トリートメント」の仕組み、工程、メリットすべてを美容師が徹底解説!の記事に詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。

ゆるいクセのある方の場合、ストレートパーマをすることでボリュームが収まったり、キューティクルが整うためツヤ感が出たり指通りが良くなります。広がってしまい毛先がまとまらないという方も変化を感じると思います。

ただし、ベースの状態によってはかえってダメージを負う場合もあるので、しっかりと毛髪の状態を見てもらい、自分の髪質にストレートパーマが合うのか、施術に耐えうる状態なのかを美容師と相談しながら行うようにしましょう。

普段のお手入れに違いはあるの?

お手入れ方法やケアの仕方などに関しては、それぞれ特に違いはありません。気をつけるポイントとしては4つです。それぞれ解説していきます。

施術後はなるべく結ばない

髪の毛を結ぶ女性の写真

施術後の約束①

縮毛矯正やストレートパーマをした後は3日〜4日程度「結ぶ」「ピンで留める」「耳にかける」などはしないようにしましょう。施術をして数日の間はまだ髪が安定した状態では無いので、結んだりしてしまうと跡がついてしまいやすいのです。

もし、どうしても会社や学校の決まりで結ばなければいけない場合は、シュシュのような柔らかいものやリングゴムのような跡がつきにくいもの使用し、長時間きつく結ばないようにして下さい。やったら絶対跡がつくというわけではありませが、リスクは減らしておきましょう。

ただし濡れている時は結んだりバスタオルで髪を巻いたままにして放置などは絶対にしないようにして下さい。跡が残る可能性が高くなってしまいます。

シャンプーやトリートメントは優しいものを

シャンプーをしている写真

施術後の約束②

一度ダメージした髪の毛は勝手に再生するものではありません。皮膚ならば切ってしまっても数日経てば治りますが髪の毛は違います。

そのため、ヘアケアにおいて大切なことは2つ。「ダメージをさらに蓄積させないこと」と「ダメージした髪をカバーすること」です。シャンプーは洗浄力が強いものを使うとダメージを蓄積させてしまうことになるので、なるべく髪に優しいものを選びましょう。

オススメはアミノ酸系のシャンプーです。毛髪もアミノ酸でできているので、髪に優しく洗いあげられます。サロンで販売しているようなシャンプーはアミノ酸系のシャンプーが多いので、ヘアケアの視点から考えるとオススメです。また、トリートメントも市販のものとは効果が違うので、担当美容師に相談してサロン専売品の使用を検討してみてはいかがでしょうか?

サロン専売品については「サロン専売品のトリートメントは市販品と全然違うってホント?!」の記事にまとめていますので、よかったらご覧ください。

縮毛矯正やストレートパーマに限らず、薬剤施術後の髪はキューティクルを無理矢理開いて髪の毛の形や色を変えているので、キューティクルが剥がれやすい状態になっています。

そこでトリートメントで皮膜コーティングをして、擬似キューティクルを作ってあげることで、ダメージした髪をカバーするわけです。

キューティクルをコーティングしてフタをしてあげることで内部の流出を防ぎます。なので自宅でもトリートメントやドライ前・ドライ後の流さないトリートメントも毎日使うと効果的なのです。

お風呂から出たらすぐに乾かす

ドライヤーをしている写真

施術後の約束③

髪の毛は濡れている間が一番ダメージを負いやすい状態にあります。特に縮毛矯正やストレートパーマの場合はとても不安定な状態なので、なるべく濡れた状態でいないことがキレイに髪を保つ秘訣です。

例えば、乾かしたつもりでも半乾き状態で寝てしまうと、自分の頭の重みと枕との摩擦でキューティクルが剥がれツヤの無い指通りの悪い髪になってしまいます。

なので乾かすタイミングは、なるべくお風呂から出てすぐに。そしてしっかりと乾かすよう意識してみて下さい。また、ドライ前とドライ後にはオイル系の流さないトリートメントをつけてあげるとより良いと思います。

髪をとかす時はとことん丁寧に

髪をとかす写真

施術後の約束④

髪をとかすタイミングは「お風呂に入る前」「トリートメントをつけた後」「ドライヤーで乾かす前」「ドライヤーで乾かした後」「朝起きてから」と、結構あります。

皆さんはこの中でどれくらいとかしてますか?1回か2回という方も多いのではないでしょうか。髪をとかすことはとても大事なのですが、せっかくしっかりとかしていても、力任せにしたり、内側までしっかりとかせてなかったりすると意味がないですよね。

特に注意して欲しいタイミングは「トリートメントをつけた後」「ドライヤーで乾かす前」です。なぜかというと、このタイミングの時は髪が濡れていてとてもデリケートな状態だからです。

無理に引っ張ってとかすと切れてしまったり、枝毛を作る原因になってしまいます。濡れているタイミングにとかす場合は、粗めの櫛で毛先から徐々に行ってください。

あとは、実践している方は少ないようですが、お風呂に入る前にとかすのはオススメなんです。シャンプーをする前にきちんと全体をとかすことで、シャンプーする時のからみなどを防げるようになりますし、とかすことで事前に汚れを取ってくれる効果もあります。

縮毛矯正やストレートパーマに限らず、常日頃から優しく髪を扱う習慣をつけることが美髪への第一歩ですね。

髪質改善とは違うの?

近年は「髪質改善専門店」を銘打った美容室も増えており、美容業界でも話題になっています。「髪質改善」と言われているメニューは、縮毛矯正の場合もあればトリートメントを指す場合もあります。サロンによってメニューの使い分けをしているので、髪質改善=これ!と決まっているわけではありません。

なので、ここでは縮毛矯正とトリートメントの髪質改善の違いについて解説していきます。縮毛矯正が髪質を改善してくれるっていうのは皆さんご存知の通りだと思います。では、トリートメントで改善とはどのようなことなのでしょう。

酸熱トリートメントによる髪質改善

ストレートヘアの女性の写真

酸熱トリートメントとは?

今「髪質改善」と銘打つほとんどのサロンで、この酸熱トリートメントか縮毛矯正のどちらかを扱っているようです。

先述の話題の「酸熱トリートメント」の仕組み、工程、メリットすべてを美容師が徹底解説!でも解説していますが、酸熱トリートメントというのは、簡単に言うとトリートメントと縮毛矯正の間のようなメニューですね。

酸熱トリートメントを使えば、ドライ状態になると広がるようなクセは改善できます。
しかし、うねりのあるクセは伸ばせません。酸熱トリートメントが得意なのはボリュームを落とし広がりを抑えてくることと、ツヤを出してくれること。そしてそれは回数を重ねていくとより効果は高くなります。

こちらもダメージゼロ!と、いうわけではないですが、薬剤にアルカリが入っていないため、ダメージは縮毛矯正やストレートパーマに比べるとかなり低いといえるでしょう。あくまでもベースはトリートメントということですね。

つまり、酸熱トリートメントの髪質改善は定期的に繰り返していくことでクセが改善される可能性がある。やめてしまったり、期間が空いてしまうとまた、リセットしてしまいます。
期間は約2ヵ月ごとを目安にすると良いそうです。

ただ、髪質によって違いがあるので、全員が酸熱トリートメントで改善するわけではないです。

そのため、うねりが強いクセの髪質は縮毛矯正を、酸熱トリートメントで改善できないパーマ落としはストレートパーマを、広がるクセの方はしばらく酸熱トリートメントを繰り返し様子を見て改善すれば継続していく。

と、いうのが僕が思う適材適所な使い分けかなと考えています。まだまだ髪の毛に対してできることとできないことはありますが、しっかりと使い分けることで少しでも悩みやコンプレックスがなくなればいいなと思います。

まとめ

ストレートヘアの女性の写真

縮毛矯正やストレートパーマは技術に自信のある実力派サロンで!!

縮毛矯正とストレートパーマは薬剤や手順は似ているものの、アイロンの熱で伸ばすという工程がないためにクセは縮毛矯正でしか伸ばせないということがわかって頂けたかと思います。

近年話題の髪質改善で使われる酸熱トリートメントに関しても対応できる方とそうでない方がいるので、縮毛矯正を辞めたいという方はまず半年〜1年試してみるのがいいでしょう。

そしてストレートパーマは主にボリュームダウンやパーマ落としを目的とした施術になりますが、これもまた薬剤知識や毛髪診断がきちんと出来ないとそれ相応のリスクを負うことになるので甘く考えてはいけませんね。

これは、セルフで行うということに関してもそうですが、美容室でも同じようにストレートパーマにはそんなリスクがないと思っている美容師も多く感じます。縮毛矯正もストレートパーマも、髪自体の形にアプローチする特殊メニューだという事を改めて認識してもらいたいなと個人的には思います。

特に「毎月カラーをしている」「髪は細いけどクセは強い」「根元から細かいうねりがある」「すでに縮毛矯正やデジタルパーマをかけている」などの場合は誰でもキレイに縮毛矯正やストレートパーマを施術できるわけではありません。ぜひ、技術に自信のある実力派サロンで施術を受けてくださいね!

ベストサロンレポートでは取材を元に縮毛矯正が得意、縮毛矯正にこだわりがあるというサロンのご紹介もしておりますので、お近くの地域で探してみてください!

それでは長くなりましたが最後までお付き合い頂きありがとうございました!

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