おすすめのオーガニックブランド10選!ヘアケアからスキンケアまで
毎日肌に触れる化粧水やシャンプー、化粧品類。合わないものを使うと予想した効果が見られなかったり、肌が荒れてしまったり髪の毛がダメージを受けてしまうこともあります。そんな時に気になるのが、オーガニック製品です。自然由来で人と地球に優しいオーガニックな製品ならそんな悩みから解放してくれるかもしれません!
オーガニック製品とは?
そもそもオーガニック製品ってどんなものなのでしょうか?
皆さんは「オーガニック」という言葉の本当の意味や目的をご存知でしょうか。レストランや衣類などを選ぶ際に、あえてオーガニックを選択していると、どこか「オシャレ」だったり「こだわり」があるように感じますが、実はオーガニックとはとても奥が深いのです。
そもそもオーガニックというのは、化学農薬や化学肥料などを極力使わずに、植物を栽培する方法のことです。
化学農薬や化学肥料を使いすぎないことで、体本来の治癒力や免疫機能を高め、なるべく自然の状態で健康を維持することを目的としています。
そんなオーガニック製品ですが、最近ではいたる所で目にするようになりました。食材を扱うスーパーマーケットではもちろんですが、メイク用品やヘアケア用品である化粧品にもオーガニックと記された商品を見かけることがあります。
日本国内でしたら、農林水産省の定めるJASはよく知られていますよね。ですがこれは農林水産物および加工食品等に当てはまるものです。
実は、メイク用品やヘアケア用品である化粧品のオーガニックコスメに関しては、国の認定している機関はまだありません。ちなみに海外ならば、ヨーロッパを中心にいくつかの有名な認証機関が設けられています。
ですので日本で製造されたオーガニックコスメ製品は、たった1%でもオーガニックの成分を含む物ならオーガニック製品だと表記することが可能なのです。
オーガニック系のコスメやヘアケア製品に関しては、世界から遅れをとっている日本。
このように聞くと、「オーガニックとは体に優しいはずなのに、大丈夫なの?」と不安に思うかもしれませんが、ご安心ください!
日本では、もともと商品のクオリティが高いこと、信頼できるまじめな美容メーカーが多いことから、このオーガニックコスメの機関に関しては少し遅れをとっていますが、すべてのオーガニック製品がダメだというわけではありません。
きちんと信頼のできるメーカーの商品なら、国の基準はあいまいでも、選び抜かれたオーガニック成分がたっぷり配合されています。そしてケミカルが入っている場合でも、良質で体に害のない成分を厳選して配合しているので安心して使うことができますよ。
最近では日本でもいろんなオーガニックコスメの協会ができているので、国が認定する機関が誕生するのも時間の問題だと言えます。
世界の有名オーガニック認定機関
それでは、日本国内だけでなく海外にも目を向けてみましょう。海外でのオーガニック認定機関は、皆さんが想像するよりもうんと厳しい基準が決められています。
今回は特に有名なオーガニック認定機関をまとめました。どのようなオーガニックの認定機関があるのか、それぞれの特徴と合わせてチェックしてみましょう。
世界のオーガニック認定機関①COSMOS
ヨーロッパでは、昔からオーガニックに対しての認知度と需要が高く、各国ごとにたくさんのオーガニック認定機関がありました。
ですがこれらの機関は、内容も認定基準もばらばらだったために、2010年にヨーロッパを代表する5つのオーガニック認定機関により、オーガニック製品としてのレベルを統一するためのCOSMOSという新しい認定基準ができました。
COSMOSは、ヨーロッパで最もシェアされているフランスのECOCERTという認定機関の基準がベースとなり、さらにその他の認定機関の基準と混ぜて作られています。
歴史はまだ浅いのですが、ヨーロッパを統一した高いレベルの基準であるために、すでにオーガニックファンから高い支持を受けています。
認定基準としては、COSMOS ORGANICとCOSMOS NATURALの2種類に分かれています。
より厳しい基準で、メジャーとなっているのはCOSMOS ORGANICで、内容成分の95%〜100%が自然由来の成分であること。植物原料の95%〜100%がオーガニック成分によるもので、遺伝子組み換えしていない原料であること。完成品の最低20%はオーガニック原料であることなどが定められています。
ブランドでいうと、NUMBER THREE ORGANICSなどがCOSMOS認定を受けています。
世界のオーガニック認定機関②ECOCERT
こちらが現状のヨーロッパ基準であるCOSMOSのベースとなった認証機関です。
このECOCERTというのは、1991年にフランスで設立された国際オーガニック認定機関です。フランスの商品だけでなくヨーロッパ全体のオーガニックとされる商品を厳しくチェックをする第三者機関です。
以前より、その基準の高さから世界中のオーガニックの認定機関からも認められていて、COSMOSに統一された後でも、ECOCERTの名がなくなることはなく、以前から使用されていた認定マークにプラスして、COSMOSの文字の入ったマークとして生まれ変わり、今まで同様ECOCERTファンから支持されています。
ECOCERTの基準としては、天然由来成分を95%以上使用していること。植物原料の95%以上がオーガニック原料であること。全成分の10%以上はオーガニック成分であること。パラベン、鉱物油、合成染料を使用していないことなどが定められています。
ブランドでいうと、NAOBAY natural&organicなどが該当します。
世界のオーガニック認定機関③COSMEBIO
COSMEBIOとは、フランスのエコロジカル・オーガニック化粧品の協会が、コスモス認定基準などをベースとして、それらを満たした上質なオーガニック化粧品に与えているマークです。
このマークが付いていることで、今までよりもさらに消費者にとってわかりやすく、数あるオーガニック製品の中から上質なタイプを簡単に選別することが可能となりました。
COSMEBIOの認定マークが得られる基準は、完成品に含まれる成分が、95%天然由来であること。残りの5%が定められた化学物質を使っていないこと。植物原料の95%はオーガニック成分であることなどが定められています。
ブランドでいうと、Arise SWITZERLANDやPurissimesが該当します。
世界のオーガニック認定機関④USDA
USDAはアメリカの政府機関です。日本でいう農林水産省のような政府機関で、この機関は日本のJASのように農林水産物や加工食品向けの、オーガニックの食品基準です。
アメリカと日本は、オーガニックコスメの基準が似ていて、どちらも国が明確に定めている機関はまだありません。
日本のJASは化粧品に対して認可することはできませんが、アメリカのUSDAは農林水産物や加工食品だけでなく、近年では化粧品に対しても認可することができます。
オーガニックコスメの認定機関がまだない分、USDAが代わりにアメリカ国内のオーガニックコスメの製品を厳しくチェックしているのです。
USDAの認定する商品では、オーガニック作物を栽培する土地が3年以上、禁止された化学農薬や化学肥料を使用していないこと。100%有機栽培により作られた原料を使用していること。水分と塩分を除き、重量の95%以上がオーガニック原料であることなどが定められています。
ブランドでいうと、BADGERやO’rightが該当します。
世界のオーガニック認定機関⑤AIAB
イタリアで1982年に設立されたオーガニック認定機関です。AIABはオーガニック認定機関の中でも歴史が長く、今ではイタリアで最大級の認定機関です。
AIABの認定する商品では、香料と保存料以外のすべてが自然由来の原料でできていること。使用する有機原料はすべて有機認証が必要であることなどが定められています。
ブランドでいうと、Siella Organicaなどが該当します。
世界のオーガニック認定機関⑥ACO
オーストラリアで2002年に設立された国内で最大級のオーガニック認定機関です。ACOの特徴は、世界中のどこの機関よりも基準が高く、とても厳しいことです。
ACOの認定する商品では、95%が認定されたオーガニック原料であること。残りの5%も基準を満たした自然由来の原料を使用していること。それらの原料のすべてが遺伝子組み換えでないことなどが定められています。
わかりやすく言うと、「100%オーガニックでなければオーガニック製品として認めない」ということです。このとても高い基準によって世界中にACOのコアなファンが多いのです。
ブランドでいうと、VANESSA MEGANなどが該当します。
世界のオーガニック認定機関⑦BDIH
ドイツで1996年に19のメーカーにより設立された、化粧品や医薬品に特化した化粧品医薬品商工連盟です。2000年にはBDIHによって、オーガニックコスメのガイドラインが作られました。
BDIHでは、可能な限り有機栽培、または野生群生から採取された植物由来の原料を使用すること。生きている動物から得られる場合のみ動物由来原料を使用して良いこととなっています。
また、合成色素、合成香料、シリコン、パラフィン、石油など、使用することのできない成分が細かく決められているだけでなく、動物実験をしないことや自然の生態系に影響を与えないことなど、さまざまなことに目を向けて定められています。
ブランドでいうと、LOGONAなどが該当します。
オーガニック製品というこだわり
オーガニック製品として宣伝するには高い基準を満たしていることが必要です。
世界のオーガニック認定機関の規定を細かく見ていくと、それぞれに「安心、安全」に対して真剣に取り組んでいることがわかります。それがゆえに、高い基準を満たさない製品はオーガニックと宣伝することができません。
少し前に有名オーガニック系ブランドのシャンプーやトリートメントなどが自主回収されたというニュースがありました。(※)本国アメリカで製造を委託した工場での不正が日本市場へも影響を及ぼしたようですが、どれだけ有名なブランドであったとしても、オーガニック製品というのは、製造することも、クオリティを高く保つこともとても難しいのです。
ですので製造するのが難しい分、どうしても価格が高くなりやすいのですが、こだわりがあったりアレルギーのある人からすれば、安全な製品を買うのには妥当な価格だと言えます。
※こちらに関しては、回収後に製品のリニューアルを行い、現在は本来のコンセプト通りに製造を見直しているようです。
オーガニック製品を使う時に気をつけたいこと
「オーガニック」と聞くと、それだけで体に安心で安全な製品ばかりというイメージがありますが、実は気をつけてほしいこともあります。
植物アレルギーのある方は注意!
植物アレルギーには要注意!
まずは、植物などのアレルギーがあるかどうかということです。オーガニック製品は自然由来で作られていることがほとんどなので、何か植物のアレルギーのある人は、どの成分が入っていたら使えないのかを明確に知っておくことをおすすめします。
また、香り付けされているアロマについても同じことが言えます。アレルギーがあったり、妊娠中の人は、必ず香りに使われている成分もチェックするようにしましょう。
アレルギーの検査は「アレルギー科」を標榜している医院のほか、一部の内科・呼吸器科・皮膚科等で実施されています。
この検査については、ほとんどが採血によるもので、約5千〜1万円で受けることができます。検査結果も1〜2週間と、わりとすぐに結果を知ることができるので、オーガニック製品を購入する前に検査してみてください。
海外製品を使う場合は注意!
作られた国によって成分も変わってきます。
さらに、そのオーガニック製品が海外で購入された物なのか、アジア向けに作り直された物なのかを知っておくことも大切なことです。
たまにお客様に「オーガニックシャンプーって本当に泡立ち悪いけどどうしたらいいの?」と聞かれることがありますが、理由はオーガニックだからではありません。
海外のオーガニック製品は、その土地で製造されています。ということは、いろんな成分がその国の水に合わせて配合されているということです。日本の水道水は軟水ですが、海外ではどうでしょうか。
国にもよりますが、硬水のところもありますよね。硬水用に作られたシャンプーは、日本の軟水では泡立ちにくいのです。ですので、海外旅行などで海外のオーガニック製品を買う時は気をつけてください。
それでも海外のオーガニックシャンプーを使いたい場合は、スタイリング剤もオーガニック系の洗いやすいタイプを使うことにも気をつけてください。
オーガニックシャンプーの洗浄力は優しいので、ケミカルなスタイリング剤だと落としにくいこともあります。
海外製のオーガニックシャンプーを使う時にはポイントがあります。
オーガニックシャンプーを使う時のポイントは、シャンプー前の予洗いをしっかりすることと、1回目のシャンプーは「スタイリング剤を落とすため」、2回目のシャンプーは「地肌を洗うため」と意識してください。
1回目のシャンプーで泡立たなくても、しっかりスタイリング剤を落とすことができれば2回目のシャンプーで泡立ちやすいです。このようにシャンプーをすることで、泡立ちや洗えていないような不快感などの問題は解決できます。
海外のオーガニック製品といっても、有名ブランドなどでは日本国内で買える物もいくつかありますよね。このように国内で販売されている製品は、日本向けに改良されて売られているケースが多いです。
日本の企業に委託されて作られているオーガニック製品でしたら、軟水向けに改良されているので泡立ちなどの問題も起きないので安心して使うことができます。
オーガニック製品を購入する際には、このようなことも含めて慎重に購入してください。
オーガニックライフでナチュラルな美しさを
オーガニック製品はとても優しい仕上がりに!
大げさに聞こえるかもしれませんが、オーガニック製品は、一度使うとそのナチュラルで優しい仕上がりにビックリします。
何よりも驚くのは、手や頭皮に傷があったとしても肌当たりがとても優しいので、あまりシミないということです。
頭皮に湿疹ができやすかったり、ニキビのできやすい人はぜひ使ってみてください。もしかしたらそのデキモノは、以前から使っている商品の化学物質が肌に合わなくて引き起こされているかもしれません。
このように化学物質によってデキモノができるかもしれないと聞くと「化学物質のすべてがダメ」と思いがちですが、実はそうでもありません。あくまでも、肌に合わない場合のみ引き起こされます。
有名なメーカーのオーガニックシャンプーやトリートメントだとしても、化学物質は使われています。皆さんが一番イメージしやすいのは「シリコン」ではないでしょうか。
オーガニック製品に使用されている化学物質は、シリコンだけでなく他の化学成分においても、分子量の細かい良質な成分を厳選して配合しています。
本当に良質なものを手に入れるには、美容室専売品がオススメ!
また、オーガニックと打ち出していなくても、上質な製品に含まれる化学物質は、良質な成分が配合されているので、安心して使うことができます。
悪質な化学物質を含む製品を見極めることは難しいのですが、どうしても良質な成分は価格が高くなりやすい傾向にあります。
市販で売られている激安のシャンプーやトリートメントは、注意した方が良いかもしれません。良質な製品を購入したい場合は、少し価格は高くなりますが、美容室専売品が一番おすすめです。
美容室専売品は、カットやヘアカラーなどの施術用のシャンプーとして使っているので、その商品の香りも仕上がりも購入前に試してみることができるので、不安なく使い始めることができます。
オーガニック製品は、ナチュラルな使用感だけでなく、アロマの香りによって「最高に癒される!」と年齢問わずたくさんの人から人気があります。このようにオーガニック製品について詳しく知っていくと、だんだん使ってみたくなりますよね。
それではこの後、あなたの真の美しさを引き出してくれるおすすめオーガニック製品をたっぷりとご紹介していきます。ぜひあなたの好みに合わせてチェックしてみてくださいね!
おすすめのオーガニック製品 スキンケア編
お肌に触れるものは特に気を使いますよね。
肌に触れるものは、自然由来のものが安心!認証機関に認定されているものだけご紹介します。
化粧水、美容液、クレンジングなどがセットになっているブランドがありますが、欧米では乾燥しているにも関わらず化粧水をあまり使用しません。洗顔もあまりせず、ふき取りアイテムのみのことも多いです。日本向けに化粧水を開発しているブランドもあるので、どんなアイテムがあるのかも合わせてご紹介していきます!
スキンケア編①Arise SWITZERLAND(アリーズ)
「エーデルベーシック シリーズ」と「アリーズ スイス ベビー ケア」2つのブランドで全製品エコサート認定とコスメビオのマークを取得。
創業者は、農薬に反応する敏感肌でした。友人の植物学者に相談して生まれたスキンケア製品から、Ariseの歴史はスタートしました。
・厳しい環境で育った高山植物エーデルワイス
・ミネラル豊富なスイスアルプスの源泉水
これらを使用することで、オーガニックでかつ効果の高いスキンケア製品が誕生。アルプス原料のこだわったブランドへと成長していきました。
Ariseの化粧水は、使用した際にカモミールの香りが広がって、スキンケアの時間がリラックスタイムになります。使用後のつっぱり感がほぼなく、アルコールっぽい匂いもなし。お肌が弱く刺激が少ないものを探している方におすすめです。
スキンケア編②Purissimes(ピューリッシム)
全製品でエコサート認定基準クリアとコスメビオのマークを取得。生命力の強い高山植物の力に着目するブランドです。
南フランスのプロヴァンス地方ルール山に、ジャブロという谷があり、怪我をして弱ったロバがこの谷の薬草を食べて元気になったという伝説があります。その山のふもとで、地元の豊かな高山植物から生まれたのがPurissimesシリーズです。
Purissimesは、クレンジングから化粧水までを1製品で行います。植物由来洗浄成分がつくる「ミセル」に油と汚れを吸着。美容液からクリームなども1製品で、計2製品使用することで、全てお手入れが完了するようにできています。
クレンジング製品は、化粧水まで1本で行うので使用後のお肌はしっとり。べたつきもありません。オイルやクリームタイプのクレンジングのべたつきが嫌いな方は、試してみるといいかもしれません。
スキンケア編③WELEDA(ヴェレダ)
もともとはヨーロッパの自然医薬品メーカーでとても歴史のある会社です。
製品数が多い分、メインとしている植物も多数あり紹介しきれませんが、開発数が多く製品が選べるのが魅力です。全製品NATRUE認証を取得。NATRUE設立に関わっています。
医薬品の製造工程と同レベルの品質検査・管理が行われており、また、独自の厳しい基準を設けて製品を開発しています。
・自然原料だけを使う
・合成保存料・着色料・香料は使用しない
・石油系原料を一切使用しない
ライン使いができるシリーズは4つあります。
・ワイルドローズ:乾燥肌寄りの普通肌
・アイリス:オイリー肌
・ざくろ:乾燥肌
・アーモンド:敏感肌
お肌に合わせて使用できるのが魅力ですね。
WELEDAのワイルドローズ モイスチャーローションは、保湿力が高く、重ねづけすると美容液っぽい質感が出ることも。使用するとローズの香りが広がってとても癒されます。オーガニック製品は強めの香りを出さないものが多いので、香りを楽しむのが好きな方におすすめです!
スキンケア編④ARGELAN(アルジェラン)
急に身近な名前が出てきます。ドラッグストア、マツモトキヨシのオーガニックプライベートブランドです。
クレンジング、洗顔料を除いた6つのスキンケア商品がエコサートの中でも最も厳しいORGANIC COSMETICを取得。100%アロマ製油だけで香り成分を組み立てています。
本格的オーガニックブランドですが、他の製品よりはお値段もお手ごろです。お値段に悩んでいる方はこちらでまずお試しもいいかもしれません。ヘアケアやボディケアラインも販売されています。肌に合わせて、さっぱりからしっとり、まで3段階から選ぶことができます。
高保湿タイプにもなると少しべたつきを感じる部分もありますが、しっかり潤います!刺激が少なく他のオーガニック製品より安価なので、首や手など他の気になる場所にも合わせて使用してもいいかもしれません。
おすすめのオーガニック製品 シャンプー編
毎日使っているシャンプーは頭皮(肌)に触れるものです。自分に合ったもの使えていますか?
「髪が寝て生えてくる」現象、ご存知ですか?
地肌が乾燥して厚みが減った結果、土台が薄すぎて毛根が寝てしまい、髪が地肌から垂直に生えてこられず、ボリュームダウンしてしまう、という現象です。その原因の多くは、洗浄力が強すぎるシャンプーによって頭皮の水分が減少してしまった、というもの。
頭皮だってお肌です。オーガニック製品で、肌の再生力を引き出しましょう!
シャンプー編①.N(ドットエヌ)
日本で初めて、シャンプーでCOSMOS認証をクリアしました。日本で作られたオーガニック植物を使用しています。
配合されている代表的な和ハーブはこちら。
・桜花:頭皮のエイジングケア
・茶の葉:頭皮を健やかに
・三島柴胡 :肌を整える
・生姜:保湿
・桑の葉:頭皮と毛髪を保護
海外の素材を使用するオーガニック製品が多い中、日本の素材を使用しているのが嬉しいブランドです。製品は、シャンプーとトリートメントの2製品のみのシンプルな構成。
オーガニックなあまり、泡立ちの部分が少し弱いので、洗髪前にブラッシングをする、お湯でしっかり髪を流してからシャンプーを使用するなどの対策は必要と思われます。しっとり重めな洗い上がりが特徴です。
洗髪中はアロマオイルの香りがやさしく広がりますが、洗髪後はそこまでしつこく残りません。これをよしとするか物足りないとするかは、人それぞれかと思われます。
シャンプー編②LOGONA(ロゴナ)
ドイツで初めてのオーガニックショップが発祥。NATRUEやBDIHの認証を取得しています。オーガニックが注目される以前から活動している歴史あるブランドです。
主原料であるハーブは自社工場で抽出。髪質に合わせて配合された9種類のシャンプーで、ボリュームや髪のうねり、ヘナカラー後のカラー持続や敏感肌など、気になるお悩みに細やかに応えてくれるブランドなので、とても頼もしいです。
毎日使用するデイリーシャンプーは洗浄力弱めで地肌を大切に育てます。コンディショナーも一緒に使用することでさらさらに。バーベナのレモンのような柑橘系の香りがさわやかな一品です。
ビール&はちみつ入りのボリュームシャンプーなら、髪に潤いを与えるはちみつと髪を強くするビールの力でさらさらに洗い上げられます。大体半月くらい~継続するとボリュームが出てくることが多いです。
シャンプー編③HC+pro(エイチシープラスプロ)
ICEA認証取得のイタリア由来の製品です。アロエをはじめとして、カモミール、マリーゴールドなどを、プロバイオテックミルク酵素を利用し配合しています。
自社で所有する、ICEAの基準を満たす広大な農園で作られた原料を使用。アロエの抗酸化作用、アレルギー症状の免疫調整作用、新陳代謝を助ける作用を製品に活かしています。その他数多くのハーブを用途に合わせてブレンドして製品が作られます。
ナチュラルヘアシャンプーは、アロエべラで抗酸化作用、プロポリスエキスで保湿、乳酸菌エキスで頭皮コンディショニングを整える、弱酸性のシャンプー。キウイの香りがほのかに香ります。
スカルプケアシャンプーは、レモン果皮の効果で頭皮の余分な皮脂を洗い流しすっきり。
カラーケアシャンプーは、プロポリスをはじめとした天然成分が髪のカラーの色味を保ちます。6種類のシャンプーの中から、きっとお悩みに応えるシャンプーが見つかります。
おすすめのオーガニックヘアケア製品 サロン編
困った時は美容室で相談すると良いですよ!
ヘアケア製品は、サロンでカウンセリングを受けながら美容師に選んでもらうのもおすすめです。頭皮や髪質によっておすすめのラインが異なるブランドもあるのに加え、カラーやパーマまでオーガニック製品を使用してできるものもあります。
髪に触れるもの全てこだわるならこの中から検討してもいいかもしれません。
サロン編①Villa Lodola(ヴィラロドラ)
ICEA認定のオーガニック・エコロジー製品。カラー剤もあります。サロン専売で有名なミルボン社が出している、サロン専用オーガニックブランドです。
ICEA ECO BIO COSMETICSを取得しており、環境負荷やアレルギー物質までをしっかりチェック。ICEA VEGANも取得。動物由来の成分を使っていない証です。
低刺激で、オーガニック製品の中ではしっかりと泡立つ部類です。シャンプー中もそんなにきしまず、コンディショナーを使えばしっとりまとまりがよくなります。
アロマの精油の香りでリラックス。カラー剤を使用した後使用することによってカラーの持ちがとてもよくなります。ボディにも使用できるほど肌にやさしい製品もありますので、期待する効果ごとに製品を選択しましょう。
サロン編②Siella Organica(シエラオーガニカ )
イタリアの薬草学をもとに作られたオーガニックブランド。全製品、AIABまたはVeganの認定を取得。ヘアケア製品のほかエステ用品、ハーブティーも取り扱いがあります。
しっかりした洗浄成分が入っているのが特徴。
ダメージヘアラインでは、ベルガモットの香りが心地いいです!洗浄力はオーガニック製品としては強め。泡立ちがよく艶も出るので、オーガニック特有のマイルドな使用感が苦手な方は使用感がしっくりくるかもしれません。
サロン編③Aveda(アヴェダ)
1978年生まれの歴史のあるオーガニックブランド。C2C認証をコスメブランド企業として初めて取得。
成分の50%以上の成分が天然成分であること、保存剤・防腐剤の不使用、パッケージに100%再生素材を使用すること、全工程において適正な価格を支払うことなど、会社として取り組んでいる基準が多数ある理念のある会社です。
ダメージケア用、ドライヘア用、エイジングケア、メンズラインなど、9種類の中から髪の状態に合わせて選択ができます。香りはアロマブレンドですが全体的にさわやかな印象。
どのシリーズを使用するかにもよりますが、シャンプーから潤いを感じられるタイプです。解決したい髪のお悩みが明確なら、ぜひおすすめです。
おわりに
”オーガニック”と表記されていても曖昧な商品もあります。是非この記事を参考にして下さいね!
オーガニック製品といっても、
・完成品として認定機関の認証を受けているもの
・一部の成分が認証を受けているもの
・認定機関を通さず自社でオーガニックと名前をつけているもの
様々あります。
しっかり認定がされている製品、もしくは成分表示をしっかり確認して、安心できるものを使っていきたいですね。