コクーンは、コンテスト受賞者の輩出や、美容ミシュラン「カミカリスマ」掲載で話題の美容室です。全国規模で開催される「ミルボン DA-PRO-」のJAPANグランプリ受賞者を輩出したことでも注目を集めています。
独自の技術「ノンブローカット」は、セルフスタイリングでもサロンでの仕上がりと同じようにセットができると話題を呼んでいます。このカット技法は、ウェットで切ったあと、自宅と同じようにハンドドライした状態でハサミを入れるのが特徴。自然に髪が落ちる位置でカットをすることにより、自分でも簡単に再現できるスタイルを作ります。驚いたのは、コクーン銀座ではブローをしないため、ブラシを置いていないこと！お店で美容師さんが仕上げてくれた状態と、自宅でのスタイリングに差がない状態を叶えてもらえます。
カットでは、毛束の作り方にこだわっています。髪を大量にすいて先細りにしてしまうと、時間の経過とともに根本のふくらみや毛先のばらつきが生じて扱いにくくなります。必要な部分は量をとりつつ、厚みのある毛束を重ねてスタイルをデザインすることで、きれいなシルエットを保ったまま伸び 、お客様からも「もちがいい」と好評なんです。

コクーンでは、一人ひとりの骨格、毛の流れ、髪質を活かしたスタイル作りを大切にしています。コンプレックスや悩みを施術で消してしまうのではなく、あえて活かす方向性での提案を積極的に行っています。
多くのお客様から支持を集めているのは、くせを動かしてパーマのような質感を生み出すカットです。適度な重みのある毛束を作り、不要な部分のボリュームを減らすことで、くせ毛だからこそ楽しめる絶妙なヘアスタイルを表現します。
あらゆるメニューの根底にあるのは、「自分の生まれ持った素材を好きになってほしい」という想い。だからこそ、縮毛矯正やパーマのメニューを希望する方にも、必要がなければカットだけで悩みを解消する方法を提案するそうです。
加えて、「こうなりたい」のニーズにも真摯に耳を傾けてもらえるのもうれしいポイント。素材を最大限に活かしながら、希望のイメージに沿った髪型を作り上げます。

2024年8月、コクーン銀座は拡張移転を伴うリニューアルオープンによって、より洗練された空間へとアップデートされました。モノトーンを基調としながらも、あたたかみを感じさせる内装が印象的です。
お店作りで特に大切にしているのは「間感（まかん）」という、コクーン独自の考え方です。人と人、人とモノとの心地よい距離感を計算し、店内のいたるところに反映。まさに、「かゆいところに手が届く」設計といえます。客席の間にも十分なスペースがあるので、周囲を気にせずにのんびりと過ごせるのも魅力です。
お客様に満足度の高い施術を提供するために、スタッフさん同士とても密にコミュニケーションをとっておられ、関係性がしっかりと作られていている印象。取材を受けてくださったスタイリストさんたちも親しみやすい方ばかりで、コクーンの和やかなムードが伝わってきました！