美容師監修!とれかけパーマ対策を徹底紹介!
せっかくパーマをかけてもらったのに、「最近うまくスタイリングができない」と悩んでいる人、「なんだかパーマがとれてきた」とか、「ボリュームの出る位置がズレてバランスが悪く見える」と感じる人、それぞれ悩みますよね。パーマをかけたての頃は毎日キレイなスタイルを維持できても、1〜2カ月もすると少しずつとれてしまいます。今回はパーマがとれかけてしまって悩んでいる人に対策とパーマにまつわるノウハウをたっぷりお伝えします!
はじめに
とれかけパーマの対処法は⁉
パーマをかけたら基本的にどれくらいもつのかご存知ですか?髪質やお手入れの頻度にもよりますが、以下が一般的です。
・普通のパーマの場合:ショートヘアで1〜2カ月、ボブやミディアムヘアで2〜3カ月、ロングヘアで3〜6カ月もちます。
・デジタルパーマやエアウェーブ:普通のパーマの1.5〜2倍もつと言われています。
ですので、個人差はありますがホット系パーマだと、ショートヘアで2〜3カ月、ボブやミディアムヘアで3〜6カ月、ロングヘアで5〜9カ月もつということです。
髪の長さが長くなるほどパーマのもちがよくなるのは、パーマのかかる仕組みに関係しています。
パーマのかかる仕組みとは?
パーマのかかる仕組みを簡単に説明すると、パーマ液の働きにより、髪の中のタンパク質同士の結合を変え、もとの髪の結合からパーマのかかった髪の結合へクセづけをするということです。
このとき、ロングヘアの方がパーマをかけるときにロッド(パーマをかけるときに使う筒状の用具)にたくさん髪を巻きつけるので、髪に力がたくさん加わります。結果的にしっかりかかり、もちがよくなるというわけです。
もしショートヘアの長さでクリクリになるくらいしっかり細かく根元からパーマをかければ、ロングヘアの理論と同じで、もちはいいです。
ただ、最近ではあまりそういったパーマをかける人はおらず、ショートヘアではふんわりとした柔らかいパーマか、毛流れを出すためのパーマがほとんどですよね。そのため、今ではショートヘアのパーマはロングヘアのパーマに比べると早くとれやすいのです。
まずはあなたの髪の長さと、どのタイプのパーマをかけたのかで基本的なもちの期間を計算してみてください。
「今はまだまだ大丈夫!」と思っている人でも、あるときふと「パーマがとれかけてきているかも」と思うことはありますので、あとどれくらいパーマを維持できるかということを知っておくのも、パーマのとれかけ対策には大切なことです。
いつかはパーマって完全にとれるの?
パーマのとれかけ対策には大切なこととは!
とれかけのパーマを放ったらかしにしておくと、完全にとれるものだと思っている人は多いと思いますが、答えは「そうとも限らない」です。
半分くらいの人は、定期的なトリートメントとカットによってほぼ元どおりの髪になりますが、もう半分くらいの人は、毛先や中間だけにパーマが残ったり、左側のみにパーマが残ったりとさまざまな状態で少し残り、完全にとれるわけではありません。
日本人の髪は、サラサラのストレートの髪の人は少なく、7〜8割の人はクセ毛なので、パーマがだんだんとれて弱くなり、地毛のクセとなじんでわからなくなっているので、だいたいの人は「パーマが完全にとれた」と勘違いしています。
ただ、地毛のクセ毛となじむくらいの弱いパーマは、そこまでスタイリングを邪魔することもないのでパーマが少し残っているからといっても、そこまで心配することはありません。
「パーマが出ない」ときにチェックしてほしいこと
「パーマが出なくなった!」と思ったときに、だいたいの人は「次のヘアスタイルをどうしようかな」と思いますよね。先ほどお伝えしたパーマのもちの期限を超えそうな場合は、そろそろかけ直したり次のヘアスタイルを考える良いタイミングです。
ですが、「パーマをかけたばかり」であったり「まだまだパーマのカールを生かせるであろう時期」の場合は悩んでしまいますよね。
「どうしてパーマが出てこないんだろう」と悩んでいる人は、実はたくさんいます。美容室でお客様と話をしていると、こういった相談はよく聞きます。
パーマが出ないときには、状態によってそれぞれ原因が考えられます。まずは美容室へ問い合わせたり、かけ直しに行く前にチェックしてほしいことがいくつかあります。
チェックしてほしいこと1【髪の濡れているときにパーマはかかっているか】
濡れているときが一番カールが強くはっきり!!
まずは一番重要なポイントなのですが、髪の濡れているときに、出ないと思った場所にカールがあるのかどうか、ということです。
基本的にパーマは、濡れているときが一番カールが強くはっきりとして見えます。もしもこの時点でカールはあるけど、乾かしたりスタイリングをするとカールがなくなると感じる人は、ドライの仕方やスタイリング剤、スタイリング方法を見直す必要があります。
髪が濡れているのにカールがまったく感じられない場合は、パーマがとれてしまっている可能性もあるので、そのときは美容室へ問い合わせてみてください。
判断が難しいのは、トップにふんわりとボリュームを出すためのパーマと、ロングヘアの中間部分にかけてあるパーマです。
トップにボリュームを出す場合、だいたいはふんわりとかけるので、トップの部分にクルクルとカールがあるようには見えません。乾かしたときに立ち上がる程度のゆるいカールなので判断するのが難しいのです。
また、ロングヘアの場合は中間から毛先にかけてパーマをかけても、中間部分のカールは毛先の重みでダレて見え、かかっているように感じにくい部分なので、こちらも判断が難しいです。
オススメなのは、パーマをかけた直後にカールがどれくらいあるのか美容室で写真を撮っておくことです。後からかけたての髪と見比べて、どれくらいパーマが残っているのかを判断することができます。
チェックしてほしいこと2【ドライでパーマを伸ばしていないか】
ドライのコツをご紹介!
髪の濡れているときにカールがあるのなら、それはパーマのかかっている証拠です。次に、ドライをするときにパーマを伸ばしてしまっていないかどうかをチェックしましょう。
パーマをかけた後のドライはやさしくすくいあげるように、ふんわり温風をあてるのが正しい乾かし方です。
お風呂の後の髪は水分でベタベタに濡れているので、まずはしっかりとタオルドライをします。その後にドライヤーで優しく乾かすのですが、髪が多かったり、ロングヘアの人は、初めから優しく乾かしているとかなり時間がかかってしまいます。
パーマを生かすスタイリングをするためのドライは、大切なのは最後の3割くらいのドライなので、7割くらいはバーっと乾かしてもらっても大丈夫です。
最後の3割は、先ほどもお伝えした通り、優しく髪をすくい上げるようにしてふんわりと乾かしていきます。特にパーマの出しにくい中間部分やトップは、手の内側で髪を優しく握るようにクシュクシュと乾かしていくと、カールが出やすくなります。
このドライのコツは、カールのほしい場所よりも拳ひとつ分くらい上で握るということです。カールは、握って乾かしている場所より少し下からカールとして出てくるので、カールのほしい場所よりも少し上の場所を握るようにして乾かすことが大切です。
美容室でも、美容師がどの位置で髪を握ってドライしているかどうかじっくり見てみてくださいね。携帯でムービーを撮っても参考になって良いと思います!
あなたのドライの仕方とどれくらい違うのか、位置や握る強さ、ドライヤーの風の強さなどもじっくりチェックしてみましょう。
チェックしてほしいこと3【スタイリング剤は髪質に合っているか】
髪質に合うスタイリング剤を探そう!
パーマを出しやすいようにふわふわと乾かしてあると、スタイリング剤をつけるのはとても楽になります。ドライのときのように手のひらでクシュクシュと髪を握るだけです。
このときも、ドライで注意したことと同じで、カールのほしい場所よりも拳ひとつ分くらい上からスタイリング剤をつけて握ってください。
顎あたりからカールのほしい人は耳の付け根の位置からクシュクシュとつけてください。目や頬の高さである中間部分からカールのほしい人は、はちよりも少し上の、ほとんどトップの位置からクシュクシュとつけてください。
さらにスタイリング剤はパーマ用の物を選べば良いと思っている人が多いです。間違いではないのですが、いくらパーマ用のスタイリング剤といっても種類はたくさんあり、髪質に合わせたスタイリング剤を選ばないとパーマがダレたり、ゴワゴワになってしまって、ふんわりとキレイなカールに見えません。
細毛の人や軟毛の人は、ペタっとならないように水分量の少ないムースや少し硬めのワックスがオススメです。ゴワゴワに広がりやすい髪の人は、パーマ用のムースの後にオイルや柔らかいヘアワックスを合わせて使うことでキレイに仕上がります。
髪質に合わせて、あなたに会うスタイリング剤を担当の美容師にきちんと選んでもらってください。家にあるスタイリング剤を使いたい人は、美容室に持って行って使用期限やスタイリング剤が悪くなっていないかなども確認してもらうのも良いと思います。
パーマがとれかけのときにできること
どれだけしっかり髪の毛をケアしていても、いつかはパーマもとれはじめます。そうなったときに、どうすればキレイなパーマスタイルをキープできるのか、いろいろ対策があります。家でできることから美容室でできることまでたくさんありますので、あなたの好みやライフスタイルに合わせて、とれかけパーマも楽しみましょう!
美容室編①カットでパーマを復活させる
カットでパーマ復活⁉⁉
美容室でできることの中で、一番お財布に優しく髪をダメージさせずにパーマを復活させるには、カットという選択肢があります。
カットをすると短くなるというイメージがあるかもしれませんが、パーマを復活させるためのカットのテクニックでは、髪の長さは変わりません。
パーマが出やすくなるように、カールの途中、途中に少しハサミを入れて毛量を軽くするというテクニックです。本当に繊細にハサミを入れるので、このカットをしたからといって髪がスカスカになるということもありません。
カールの出やすいように隙間を入れてもらった後は、パーマをかけた後とは違うので100%ふわふわにカールが復活することはなくても、60〜80%くらいはカールが復活します。
3〜6カ月に一度パーマをかける人でしたら一度このようにパーマをかける月の間にメンテナンスとしてカットをすることをオススメしています。お手入れがとても楽になりますよ!
美容室編②パーマをかけ直す
部分的なパーマもOK!
カットでは復活しないくらいパーマがとれてきている場合は、パーマのかけ直しをする良いタイミングでもあります。
ただこの場合、すべてのパーマをかけ直すのか、トップや中間部分などパーマのとれてしまった部分的な場所のみパーマをかけ直すのかどうかをしっかりカウンセリングで決めていきます。
毛先や部分的にまだしっかりパーマが残っている場合は、あえてそこにはパーマをかけなくてもいいのです。必要な部分のみパーマをかけた方が、髪に負担も少なくてすみますし、美容室でかかる時間も金額も少し減ります。
あらかじめ電話で予約をするときに、「部分的なパーマで良いのかどうか、カウンセリングをしてからしっかり決めたい」と伝えておくと良いですよ。
美容師もお客様の要望になるべく答えたいと思っているので、「面倒なことを頼んでいるかも」と思わずに、いろいろ聞いてみましょう!
美容室編③パーマのとれかけている部分をストレートにする
写真は銀座の美容室bloomsweetのスタイルより
次のヘアスタイルからはしばらくパーマスタイルをしないと思っているのでしたら、今少し残っているパーマの部分をサラサラのストレートにするのもひとつの手です。
パーマをとるためのストレートパーマは、クセをとる縮毛矯正ストレートパーマと違い、1液と2液をささっとつけるけなので時間もそれほどかかりません。カットの時間にプラスして30分くらいあればストレートパーマをかけることができます。
ただこのストレートパーマはあくまでも美容室でかけたカールのパーマをとるだけであって、地毛のクセがとれるわけではありません。ですので、元どおりの髪質に戻ると思ってくださいね。
もともとサラサラのストレートヘアでしたら、ストレートヘアになりますし、少しクセのある髪でしたら、その通りのくせ毛に戻ります。
中途半端に残っているパーマだったら、このようにストレートヘアにするとスタイリングが楽になりますし、軽いイメージチェンジにもなって、新しいヘアスタイルを楽しめますよ。
自宅編①ヘアアイロンで巻く
コテでふんわりパーマ復活!
パーマがとれかけてきたときは、もちろん自宅でだっていろいろ対策はできますよ。まずはヘアアイロンで、カールのほしい部分をふんわり巻くことです。
ショートヘアやボブヘアのように短い髪の場合、コテの太さは26mmか32mmがオススメ。動きのほしいときは26mm、ふんわり毛流れやワンカールの内巻きにしたいときは32mmを選ぶと使いやすいですよ。
ミディアムヘアやロングヘアの場合、コテの太さは32mmか38mmがオススメ。毛量が多かったり、カールのとれやすい髪質の人は32mm、ふんわり優しいウェーブがほしい人は38mmがオススメです。
パーマのとれかけている部分とまだ残っている部分の両方が混ざっている場合、どの部分をどのように巻けばいいのかわからなくなってしまいますよね。
コテを使うのに慣れている人でしたら、カールのほしい部分だけコテで巻いて、パーマのまだ残っている部分と繋げるようにするテクニックもありますが、上級者向けなので少し難しいです。
ヘアアイロンの使い方のコツをご紹介。
パーマがまだ残っている場合は、温度設定を160°くらいのやや弱めに設定して、全体をささっと巻く方が簡単で、全体にバランスの良いパーマスタイルに仕上がります。
パーマの残っている髪は、髪がカールを出すように髪の内部の構造が変わっているので本当にさっとコテをあてるだけで、簡単にカールが出るので、何十秒もずっとコテをあてている必要はありません。ほんの3〜5秒くらいさっとあててください。
高い温度で巻くと、髪をダメージさせやすく、最終的にはパーマのとれる原因にもなるので、温度設定には気をつけてください。
内巻きに巻くのか、外巻きに巻くのか、毛先にワンカールだけ巻くのかはそれぞれスタイルによって違うので、なりたいヘアスタイルに合わせて選んでください。
パーマのおもしろい所は、内巻きにかけたパーマスタイルでも外巻きにスタイリングをしたり、内巻きと外巻きのミックスにスタイリングをしたり、その日の気分でいろいろ変えられることです。
特に160°くらいの弱めの温度でふんわり巻くととてもキレイにパーマスタイルを変えることができるので、パーマのとれかけの人だけでなく、カールの雰囲気に飽きてしまった人もいろいろ巻き方を変えてみてください。
同じ長さのヘアスタイルでも、カールの出方が違うだけでまったく違うパーマスタイルに見えるのでとても新鮮です!
自宅編②ムースやワックスで残っているパーマを生かす
スタイリング剤の種類は豊富・・・ どれを使えばいいのか悩みますよね。
パーマがとれかけているときは、「前はもう少し強めのカールだったのに」とがっかりしてしまうかもしれませんが、とれかけのパーマも、「少しゆるめのパーマスタイル」として楽しむことができます。
しっかりとカールのあるパーマスタイルが好きな人もいれば、今のあなたのような「ゆるめのパーマスタイルが理想的!」と思う人だっています。
今のあなたの髪の長さから、ゆるめのパーマはどんなヘアスタイルがあるのか見てみてください。「あ、これならすごくかわいい!」と思うヘアスタイルが見つかれば、そのヘアスタイルのようにスタイリングをするだけです。
今まで使っていたスタイリング剤でも良いですが、少し弱めのカールに仕上げたいときは、弱めのムースをつけた後に、ワックスをつけてツヤと動きを出すのがオススメです。ごわつきの気になる人や、濡れたような質感が好きな人はオイル系もオススメですよ。
とれかけパーマのオススメのスタイリング剤⑴ルベル トリエフォーム4
パサつきがちなとれかけのパーマも、しっかり保湿しながら、潤いとカールの両方をしっかりキープします。つける量を調整すれば、ふんわりカールも、濡れたようなウェットなカールも両方楽しめます。何もつけていない素の髪とはまた違う、こなれたヘアスタイルに仕上がります。
とれかけパーマのオススメのスタイリング剤⑵ニゼル エアナチュラルテクスチュアクレイ
クシュクシュとつけるだけでカールを自在に操れる万能なワックスです。トロンと伸びのあるテクスチャータイプなので、どんな髪質にも良く合い、パサつきを抑えて潤いのあるカールを出してくれます。ヘアアレンジをしたいときにも、細かい髪をしっかりまとめてくれるので、とれかけパーマのときだけでなく、日常使いにひとつは持っていたいワックスです。
とれかけパーマのオススメのスタイリング剤⑶ミルボン エルジューダ メロウセラム
ごわつきやすい髪をしなやかな潤いのある髪に仕上げてくれるヘアオイルです。ツヤを出しながら柔らかくまとまる毛先にしてくれます。つけすぎるとベタついて見えたり、カールがダレて見えてしまうので、手のひらにほんの少しだけオイルを出して、両手でしっかりのばして馴染ませた後に毛先にもみこんでつけてください。
自宅編③ストレートアイロンやブローでまっすぐにする
いっそストレートにしちゃうのもOK
美容室でできることでもお伝えしましたが、自宅でもとれかけパーマをストレートヘアにして楽しむことができます。
美容室でストレートヘアにすると、しばらくずっとストレートヘアのままですが、自宅でストレートアイロンやブローなのでストレートヘアにスタイリングをした場合、シャンプーをすれば元通りのパーマスタイルに戻ります。
毎日繰り返しストレートヘアにスタイリングをしていると、その分早くパーマはとれやすくなりますが、まだまだパーマスタイルも楽しみたいし、ストレートヘアも楽しみたいという人にはオススメです。
毛先にストレートアイロンをかけるときは、髪が痛まないようになるべく低めの温度設定にしてください。オススメは140〜160°です。数字の表記のないストレートアイロンをお持ちの人は、「弱」や「低」の表記の温度で使用してください。
とれかけパーマでもかわいい!人気のヘアスタイル
それではとれかけパーマで悩んでいる人に、人気のパーマスタイルをご紹介します。どのパーマスタイルも、「このゆるめのパーマスタイルにしたい!」と人気なスタイルばかりです。
シーズンや髪質を選ばず、常に人気のパーマスタイルなので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
とれかけパーマでもかわいい!人気のヘアスタイル①ショートヘア
写真は大阪の美容室UNREVEのスタイルより
クシュクシュっとランダムな毛先がおしゃれなショートヘアです。左右対称でなくても、ハネていてもバランスが良く見えるのでとてもオススメです。
柔らかめのムースやワックスでカールを出してくださいね。このヘアスタイルのように少しドライなカッコいい仕上がりにしたいときは、乾いた髪にスタイリング剤をつけるとイメージ通りに仕上がります。
れかけパーマでもかわいい!人気のヘアスタイル②ボブヘア
写真は大阪の美容室flowerのスタイルより
毛先にほんの少し出るカールが、狙ってパーマをかけたように見えるボブヘアです。仕上げるときはヘアオイルなどで少し濡れた質感にするとさらにグッとおしゃれに見えます。ヘアスタイルをつける前の髪は、乾いた髪でも、少し濡れた髪でもどちらでも大丈夫です。
とれかけパーマでもかわいい!人気のヘアスタイル③ミディアムヘア
写真は名古屋の美容室 Brooch金山 のスタイルより
ゆるく動くカールが優しい印象に見せてくれるパースタイルです。前髪ありでもなしでも、どちらでもバランス良く仕上がります。ナチュラルな仕上がりにしたいときは柔らかい質感になるワックスを、乾いた髪の中間から毛先にしっかりもみこんでつけると、このパーマスタイルのように仕上がりますよ。
とれかけパーマでもかわいい!人気のヘアスタイル④ロングヘア
写真は京都の美容室MAULOAのスタイルより
ふんわりとウェットな質感がグッと女性らしさを出してくれるパーマスタイルです。ロングヘアの場合は、スタイリング剤をつける範囲が広いので、やや濡れた髪にムースやワックスをつけるとスタイリングがしやすくなります。髪がパサつきやすい人は、ムースをつけた後にオイルを使うのもオススメです。
パーマにまつわるQ&A
パーマをかけていると、実は悩みは尽きないものです。美容師に毎回確認ができると、それが一番確実なのですが、どのタイミングで聞けば良いのかわからなかったり、「こんなことで美容室に電話をしても良いのかな」と思うことありますよね。
今回は、そんな悩みのトップ5を集めました!あなたの悩みと照らし合わせながら、ぜひチェックしてみてください。
パーマをかけたてなのに、すでにゆるいときはどうしたらいいのでしょうか?
先ほどお伝えした[パーマが出ないときにチェックしてほしいこと]の内容にどれも当てはまらず、明らかにパーマがゆるい場合は、美容室でかけ直してもらいましょう。
髪質によっては、美容室でかけてもらって数日以内にグッととれてしまう人もいます。初めてパーマをかけた髪や、太くしっかりした髪の人はパーマがとれやすいので、一度美容室へ予約を入れて、担当の美容師に確認してもらってください。
美容室へ行くときは、パーマをかけ直しても大丈夫なように時間にゆとりのあるときに予約をしましょう。髪質やパーマスタイルにもよりますが普通のパーマで約1時間半、デジタルパーマなどのホット系のパーマで約2時間くらい時間がかかると思っておいてくださいね。
パーマが少し強すぎるときはどうしたらいいのですか?
1〜2週間後にベストな状態になるようにパーマをかけていることがほとんどなので、少し様子を見てみてください。
パーマは、かけたその日が理想通りだと、とれたと思うタイミングもうんと早く、もちの悪いパーマと思えてしまうからです。まずは1週間くらいでどれくらいパーマが弱まるかをチェックしてください。
ほとんどの美容室が、お客様の希望よりも少し強めにパーマをかけます。ただ、お客様がスタイリングのできる範囲での強さに調節しないといけません。
もし、「こんなに強いパーマだとスタイリングどころではない!」とか「こんなに強いパーマだと希望のスタイルとはまったく別のパーマスタイルに見える」と思えるくらいパーマが強いときは、一度美容室へ確認してみてください。
場合によってはもう少し弱めになるようにパーマをかけ直したり、重めのトリートメントをしてパーマのカールがダレやすくなるように調節してくれます。まずは美容室へ問い合わせてみましょう。
パーマの臭いが残っているときは、どうしたら気にならなくなりますか?
パーマ剤は独特の薬剤の臭いがしますよね。特にパーマをかけた日は強く臭いますが、2〜3日で気にならなくなります。特に地肌がしっかり泡立つようにシャンプーをすると良いですよ。
最近では、美容室で臭いを除去するようにシャンプー台でアフターケアをする美容室も増えてきているので、前に比べるとそこまで臭わなくはなりましたが、 それでもどうしても取りきれなくて臭うことはあります。
パーマをかけた後はシャンプーをするのも少し慎重になってしまいますが、地肌をしっかりとお湯で洗い、シャンプー剤がしっかり地肌の上で泡立つようにしてから、優しく地肌をもみ洗いしてください。
毛先は手ぐしですく必要はありませんので、スタイリング剤をつけるときのように、クシュクシュと握ってシャンプーしてください。
パーマのもちを良くするには、どうしたらいいですか?
トリートメントとドライが鍵です。
パーマのもちを良くするには、ダメージさせないことがとても重要です。キューティクルを開いたままにしておくと、乾燥してパーマもとれやすくなります。ですので、トリートメントでキューティクルを守り、なるべくキューティクルの開いている時間を短くするためにも、髪を洗った後はなるべく早くドライをしてください。
パーマをかけた後で、髪を濡らしたままにしていいのは、スタイリング剤をつける前だけだと思ってください。スタイリング剤には、髪をダメージから守る成分もしっかり入っているので、髪が濡れていてもスタイリング剤が保護してくれるので大丈夫です。
特に濡れたまま寝るのは絶対にNGです。枕で擦れた部分からどんどんパーマがとれやすくなってしまうので、気をつけてくださいね。
パーマをかけた日は、シャンプーしないほうが良いのですか?
基本的に、ふんわり弱いニュアンスパーマをかけた場合は、パーマをかけたその日はシャンプーをしないように伝えることが多いです。ですが、使ったパーマ剤や、パーマのかけ方によってもそれぞれ違うので、悩んだときは美容室へ確認するのが一番良いです。
だいたい仕上げの説明のときに、シャンプーをして良いかどうかを伝えると思いますが、聞きそびれてしまったり、忘れてしまうこともありますよね。気がついたときに営業時間をすでにすぎていて、確認ができない場合は、念のためその日はシャンプーをしないで、翌日の夜に優しく丁寧にシャンプーしてください。
おわりに
写真は札幌の美容室hair axisのスタイルより
いかがでしたか?パーマに慣れるまではいろいろと悩むことはあっても、パーマスタイルは、巻き方を変えたり、スタイリング剤を変えるだけでもガラッと印象を変えることができます。とても幅の広いヘアスタイルなので、ぜひいろんなパーマスタイルに挑戦して、あなたに似合うヘアスタイルをどんどん増やしていってくださいね!