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美容用語集 – た行

ダイエースプレー

ダイエーより発売されている「エレーヌ ヘアスプレー スーパーハード」のこと。ダイエー系列の小売店でしか販売されていなかったためこう呼ばれるようになった。80年代に発売されて以来、そのセット力、キープ力の高さから30年以上人気を誇っている。髪を逆立てたスタイルのロックバンドやヴィジュアル系バンド(X、BUCK-TICK等)がヘアセットに愛用していたことでも有名。

ダウンスタイル

髪を結い上げず、下に垂らしたスタイルのこと。ハーフアップやローポニーテールなどが代表的。(対義語) → アップスタイル

ダウンスタイルにおいても、あえてスタイルを少し崩したりゆるさを持たせたスタイルが人気を集めている。結婚式の参列にあたっては、厳密にはダウンスタイルはマナー違反となるが、近年ではオシャレが多様化し厳格ではなくなってきているため、場の雰囲気に合っていればOKとされることも多い。

タッセルカット

タッセルカットとは、韓国発のヘアスタイル。日本での切りっぱなしボブの仕上がりにとてもよく似ている、韓国版の切りっぱなしボブのこと。ポイントは日本の切りっぱなしボブよりも重たく見えるように髪の量を残し、切り口がパツっとしたストレートのラインであること。また、ふんわり巻いたりせずにストレートラインを強調させ、スタイリッシュで大人っぽく仕上げること。装飾のタッセルと同じような見た目からこのように呼ばれるようになった。かわいらしさよりも格好良いクールな印象が特徴のヘアスタイルである。類義語)切りっぱなしボブ

髪の量が多く、あまりクセのない髪質の人が合わせやすいヘアスタイル。クセの強い人は、ストレートパーマをかけておくことでスタイリングがしやすくなる。アイラインを強めにひいたり赤リップと合わせることで、よりアジアンビューティーで格好良い仕上がりになる。

ダブルカラー

ヘアカラーの技法の一つ。ブリーチ剤でトーンアップ(脱色)してからカラーを入れること。希望のカラーによっては2度、3度のブリーチが必要になることもある。

日本人の髪は赤みが強いため、寒色系の色を入れたい場合は特に脱色が必要になる。(明るくしても黄色味が出るため、打ち消す色味のトナーを使用したりする)例えば青色に染めたい場合も、黄色が残った状態でカラーすると青色+黄色で緑色になったりすることがある。暖色系の色味は比較的入りやすく、寒色系に比べると持ちも良いことが多い。

炭酸泉

炭酸が溶け込んだお湯のこと。美容室では主に洗髪やヘッドスパに使用されている。シャンプーでは落とし切れない皮脂や髪に付着した汚れを落とすといった高い洗浄効果や、頭皮の血行促進といった効果があるとされている。

2000年代中盤から先駆的なサロンが炭酸泉を取り入れ始め、2010年代に徐々に広がった。炭酸ヘッドスパ、炭酸トリートメントなど炭酸の入った製品を使用することもあれば、シャンプー台で使うお湯が炭酸泉であるということもある。

暖色カラー

暖色カラーとは、赤やピンク、オレンジなど暖色の色合いに染めたヘアカラーのこと。暖色で染めると、暖かみのある優しい色合いで女性らしいくふんわりとした雰囲気に仕上がる。日本人が生まれつき持っている黒髪の色素である赤色メラニン色素と相性が良い。つまり、暖色に染めやすく、さらに色持ちが良いといったメリットがある。また、暖色は髪や肌をツヤツヤに見せることから年代問わずたくさんの人から根強く人気がある。対義語)寒色カラー

もっとも暖色として認識しやすい明るさは7〜9レベルである。それよりも暗めだとこげ茶よりの色に見え、明るめだと黄色よりの色に見える。

タンバルモリ

韓国語で「おかっぱ」を意味する髪型。基本はボブヘアと同じだが、その中でもボリュームが多く、ふんわりとしたAラインになるものがタンバルモリとして人気を集めていることが多い。

超音波エクステ

地毛にエクステをつけるときの手法の1つ。髪を形成する成分である「ケラチン」を超音波を出す特殊な機器を使って溶かし、髪に貼り付けることで装着する。「エクステ」の項も参照のこと。

チョップカット

カット技法の一つ。毛先に対して縦にハサミを入れることで、あえて不規則なギザギザのラインでラフ感と動きをだしていく。毛量調整に用いる。

ツイストパーマ

髪をねじって指に巻き、ピンで留めてかけるパーマ。ねじり具合でボリュームやカールのニュアンスを調節していく。スパイラルパーマなどと違って、パーマをかけた毛束の一つ一つが細いのが特徴。

低温ストレート

くせのある髪をストレートにすることを目的としたメニューの一つ。髪に負担の少ない40度台の温度で、凸凹構造のアイロンを使用して、髪1本1本のねじれをとってストレートにするアイロン縮毛矯正のこと。

髪の毛はたんぱく質により構成されているため、見た目にはわからないが熱によって変性する。50度〜60度から変性が始まり、一度熱が加わると元には戻らない。通常の縮毛矯正はこの仕組みを利用し、強い力でストレートヘアにする。

低温デジタルパーマ

通常80度〜100度のデジタルパーマの熱処理工程に対し、40度〜50度といった低温でかけるデジタルパーマのこと。乾燥時に高温をあてないため、髪へのダメージが少ないとされる。

ディティール

物事の全体に対して、細かい部分のこと。髪型でいうと、大まかな髪全体のシルエットではなく、毛束一つ一つや、髪一本一本などを指したりする。

デジタルパーマ

形状記憶パーマのこと。パーマ液を使用して髪の毛の中の結合を外し、熱を加えて乾燥させることで髪内部の形を変え、固着させてパーマをかける。コールドパーマと違い、髪が乾いている時にカールが出るのが特徴。スタイリングの手間が省けることから、大振りなカールだけでなくナチュラルなワンカールのみのデジタルパーマも人気。

デトックス

体内に溜まった毒素を排出させるという意味。美容室においては、頭皮に詰まった余分な皮脂や髪に付着した汚れを洗い流すという意味で用いられることがある。

美容・健康に関わる業界では度々耳にする言葉だが、具体的に何を「毒」とするのかは曖昧なことが多く、「デトックスできる」とされる製品の効果が科学的に証明されていることは稀である。
薬物依存・アルコール依存の場合に身体から成分を抜く医療行為とは区別される。

TOKIO

イフイング株式会社から発売されているトリートメントシリーズ。ケラチンPPTという成分を髪の中に入れ、髪内部で反応を起こし高分子化させる「インカラミ」という特許技術により、表面だけでなく髪そのものにハリ・コシを蘇らせるとされ、2011年の発売以来高い評判を集め、トリートメントとの新たな定番となった。

トナー

カラー剤の一つ。アルカリ性カラー剤よりも低刺激で、既に明るくなった部分の髪しか染まらないという特性を持つ。シャンプー台に寝た状態で水分を含めながら染めることが多い。刺激は少ないが、持ちも良くない。アルカリ性カラーを入れるために補正の目的でトナーを用いることもある。

ドライカット

カット技法の一つで、髪が乾いた状態でカットすること。普段の状態と変わらないので、髪の量や本来持っているクセ・流れを見ながらカットできる。髪を濡らすウェットカットで土台を作り、ドライカットでニュアンスを調節するという美容室もある。(対義語)→ ウェットカット

ドレッド

正式には「ドレッドロックス」という髪型のこと。本来的にはブラシやハサミなどを一切使わず頭髪を自然に伸ばすことで作り上げるヘアスタイルだが、人工的に作る場合は逆毛を立てて髪を絡めたり、パーマをかけた髪を三つ編みにするなどしてデザインを作る。エクステを使用したり、ドレッドにした髪をアップスタイルにしたり結んだりと、アレンジが可能。

古来より世界各地・様々な文明においてドレッドヘアに関する記述が残っている。絡まり合い伸ばされた髪は神聖なものとされ、宗教と密接に関わっていたようだ。

トレンド

流行のこと。美容業界においては、時代を問わない基本的な髪型をベーシック、そこに加える流行の色や形といったニュアンスをトレンドと呼ぶことが多い。特定の髪型自体が流行遅れになることは珍しく、大体の場合はベーシックなスタイルにその時代のニュアンスを足してトレンドの髪型が作られる。そのため、似た髪型でも切り口を変えたものが10年、20年の時を経てリバイバル的にブームを起こすことがある。

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