イオン新潟東店から徒歩1分の立地にあるkiki（キキ）は、キャリア15年以上のオーナー・神田さんが一人で切り盛りするプライベートサロンです。「髪質改善サロン」という看板を掲げているキキですが、メニューをみるとトリートメントの記載がありません。それもそのはず、キキでは必要最小限の施術で美髪を育てるという方針を掲げているんです。
多くのお客様が、カット+カラーのシンプルな施術を繰り返すうちに、徐々に髪の変化に気づいていくそう。傷んだ部分のカットと、適切な栄養補修＆薬剤の残留物除去をとり入れたカラー施術。この2つにホームケアを加えて、少しずつあなたの髪を育てていきます。
キキでは、お客様一人ひとりに合わせて「髪質やダメージの状態」「その方の髪に適した洗い方、乾かし方、お手入れの方法」などをレクチャーします。何度か足を運ぶと、自分の髪の扱い方が身についてくるそう。
ブリーチをして、オンカラーをして、パーマをして、トリートメントをして…と施術の履歴が複雑になってしまっているなら、一度キキでメニューの見直しをしてみてはいかがでしょうか。

たとえば現時点で根元の髪は、およそ2年後に肩下の位置まで伸びます。キキではカラーをする際に、染めている部分が数年経ってもコンディションを維持できるよう、薬剤をコントロールして施術を行います。基本はリタッチで、年に1〜2回程度全体染めをする場合が多いそう。ダメージ部分は退色が早いため、カラーを被せてしまいがちですが、神田さんはそれを避けるために、なるべく薬剤施術を行う部分と回数を抑えられる提案をしているんです。
また、根元と毛先では先端にいくほどダメージへの許容量が下がるので、全頭を染める際も部分ごとの状態にあわせた栄養補修や塗り分けを徹底します。
カラーに限らず薬剤施術ではできるだけ頭皮にカラー剤やパーマ剤が触れないようにしていたり、活性酸素やアルカリを残りにくくするための処理剤を使ったりと、細部まで髪のコンディションへの配慮が詰め込まれています。
このようにして長期にわたり髪質改善に取り組んだのち、ベースが整った状態でトリートメントをすると、ポテンシャルが引き出され内側から輝くようなツヤのある髪が手に入るのだとか！今だけでなく、数年後のきれいに目を向けてみませんか？

キキは完全貸切のプライベートサロンであり、髪の悩みや生活サイクルのことなど、周囲を気にせずに相談できる環境が用意されています。店内は広々としており、一対一の空間ながらも圧迫感がないのもうれしいところ。観葉植物やアクアリウム、ドライフラワーなどのインテリアが、癒しのムードを引き立てます。加えてオーナー・神田さんは気さくで親しみやすいお人柄なので、はじめて訪れる際もリラックスして話ができるでしょう。
セット面に備え付けられた大きな鏡も印象的。これは、カットの際にお客様と一緒に髪をチェックし、「髪のこの部分にこんなくせがある」「この部分がうねっているから毛先がハネてしまう」など、どんな状態なのかを知ってもらうためのもの。しっかり目で見て確認することで、より自分の髪についての理解を深められます。
取材のなかで印象的だったのが「お客様に、何かしらの知識を持って帰ってもらいたい」という神田さんの言葉でした。本気で髪をよくしたいと考えているあなたに全力で向き合ってくれる、頼れるヘアサロンです。