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美容用語集 – か行

カーラー

髪を巻いた状態で固定し、カールしたくせをつける道具。様々な形があり、熱をかけて使うホットカーラーなどもある。

安価で購入でき、つけたまま寝ても痛くない「スポンジカーラー」、マジックテープのような素材で髪を絡めてくせづけしやすくする「マジックカーラー」など、自宅で使用できるカーラーも様々なバリエーションがある。

外国人風カラー

カラー技法の一つ。「外国人風」と銘打っているが、「欧米人」(白人)のような赤みの少ないヘアカラーのことを指す。2013年頃からブリーチやカラー剤の配合を駆使した「マーメイドカラー」が外国人風カラーの前身的存在として人気を集め、その後赤みを抑える多種多様なカラー剤の台頭により一大トレンドとなった。

カウンセリング

施術前のスタイリストとの話し合い。どんな風に施術を進めるか、日頃の髪に関する悩みなどを伝えることで、より扱いやすく、理想に近いデザインにするために行う。上質なスタイルを提供してくれる美容室こそ、しっかりカウンセリングには力を入れている。

対話だけでなく、シートやアプリといったツールを使ってのカウンセリングを行う場合もある。また、スタイリストとのカウンセリングの間にレセプションスタッフが入り、髪型の希望だけでなく美容室での過ごし方や美容師との距離感などについて事前カウンセリングを行ったり、直接スタイリストに言いづらいことを代わりに伝えてくれるといった美容室もある。

カッパー系

明るめのブラウンオレンジなど、暖色系のカラーリング。直訳すると「銅」という意味。特にイエローベースの肌質だと、顔色を引き立てて見せてくれる。

カリテバター

シアバターのこと。

逆りんぱ

ヘアアレンジの一つで、「くるりんぱ」の逆バージョン。「くるりんぱ」だとポニーテールの尾部分を上からゴム上部分に通すが、「逆りんぱ」では尾部分をゴムの下部から上部に向かって通す。通した後は「くるりんぱ」と同じように毛束を2つに分けて両手で持ち、引き締めることでしっかりとした仕上がりになる。

キューティクル

髪の1番外側、うろこのように重なった表皮部分のこと。髪の手触りに直接関係している。また、髪内部の栄養分が流れないようにコーティングする役目がある。キューティクルが傷むと広がって剥がれてきて中の栄養分が流れていくため、髪の色味が抜けたり、手触りが悪くなる。

キューティクルは髪の根元から毛先に向かってうろこを重ねたような形で構成されているため、根本から毛先に指を滑らせると滑らかだが、毛先から根本に向かって指を滑らせると抵抗を感じる。「逆毛を立てると傷む」のもこのため。

草木染め

植物から抽出した天然成分で髪に色をつけるヘアカラー。髪への負担が少ないものが多く、深い色合いが特徴。

グラデーションカット

頭頂部に近い髪の毛は長く残し、襟足に近づくほど短くカットすることで、横から見た時にグラデーションがかったシルエットに仕上がるのが特徴。ボブと相性が良い。

グラデーションカラー

髪の根元から毛先に向かって自然に色味を変えていくカラーリングの技法。薬剤の配合・放置時間を変えることで、徐々に色のトーンを変えていく。伸びてもリタッチが不要というメリットがある。

グラデーションボブ

グラデーションカットと組み合わせたボブヘアのこと。毛先に細かい段(グラデーション)を入れることで、丸いシルエットになる。

グレージュ

「グレー」と「ベージュ」の中間色を指す色のことで、主にヘアカラーの際に使用される言葉。2012年頃から流行し始め、定番カラーとなった。

クリームバス

インドネシアの伝統的な頭皮マッサージで、ハーブやフルーツなど植物性の天然成分を配合したクリームを髪質や頭皮の状態に合わせて選び、頭皮から首・肩までをもみほぐす施術。毛穴の汚れを除去し、血行を促して頭皮環境の改善、髪を艶やかな手触りにしていく。日本では「クリームバスエビス」が初めて導入し、その後ハホニコ等有名メーカーからもクリームバス用商材が発売されるなどして全国的に広がりを見せている。

クリープパーマ

「クリープパーマ」の名称でメニュー化されていることもあるが、特別な薬剤などがあるわけではなく、パーマを施術する際の技法のことを指す。1剤と2剤の間に「クリープ期」(乾燥工程)を挟むことで髪の内部のたんぱく質をゆっくりと移動させ、髪への負担を減らしながらかけることができるのが特徴。クリープ期には、水と熱を加える湿熱処理や熱のみを加える乾熱処理などの工程を踏むが、美容室によって手法は異なる。

くるりんぱ

ヘアアレンジの一つ。髪をポニーテールのように後ろで一つにくくり、尾の部分をゴムの上の髪の毛の間に通し、下から引き出す。結び目を通して毛束が一回転した状態になり、引き出した部分を2つに分け、手で引っ張るとしっかりとした仕上がりになる。後頭部の髪の毛全てを「くるりんぱ」するのではなく、オーバーセクションのみで行うとハーフアップ風になったり、組み合わせることでより複雑なヘアアレンジも可能になる。美容室でのヘアセット・ヘアメイクで使用することもあるが、手軽にできるためセルフヘアアレンジとしても人気が高い。

ケイ素

天然ミネラルの一つで、英名ではシリカ。コラーゲンのはたらきを助ける成分で、不足すると抜け毛が増えたり髪が細くなったりする。人体で作ることができないため、不足する場合は食べ物や飲み物で補う必要がある。

サプリメント等も発売されているが、じゃがいもや麦といった畑で育つものに多く含まれており一般的な食べ物からも摂取することができる。

ケミカル

「化学的な」という意味から、美容分野では主にカラー剤やパーマ剤など化学物質を用いた薬剤、またそれに関する知識のことを指す。対義的なものとして「オーガニック製品」など、植物由来の製品が挙げられる。

どの成分がどんな反応を示すのか、組み合わせるとどうなるのかなど、ケミカル知識に精通した美容室がある。そうした美容室はメーカー等が主催するケミカル講座に通ったり、自社で実験を重ねるなどしてより質の高い薬剤施術を行っている。

ケラスターゼ

全国の約1%のサロンでしか販売できない、サロン専売のヘアケアシリーズ。1964年にパリで誕生して以来、研究開発を重ねながら様々な製品を発売する世界的なブランド。

ケラチン

たんぱく質の一種で、髪の毛や爪を形成している。髪の毛を構成する成分のほとんどはこのケラチンであるため、トリートメント製品には水鳥や羊毛から抽出したケラチンを補うものも多い。

ケラチンパーマ

パーマ液でダメージを受けた髪に、髪の主成分のたんぱく質であるケラチンを補いながらかけるパーマ。

コールドパーマ

パーマの分類の一つ。最も一般的なパーマで、薬剤を塗布した髪をロッドで巻くことでくせ付けを行うパーマのこと。薬剤だけでなく、熱も加えるパーマは「ホットパーマ」に分類される。

コーンロウ

編み込みの一種で、頭皮に密着するように編み込んで作るスタイルのこと。仕上がりがとうもろこしの房のように見えることからこう呼ばれる。発祥はアフリカで、日本においてはB系のテイストが強い。約1ヵ月程度はスタイルを維持できるが、その間編み込み部分の地肌が洗いづらいため、専用のシャンプーを用いることがある。

個性的な編み込みスタイルだが、日本の美容室においてはその技術を扱っている店舗は少ない。コーンロウ・ドレッド・エクステ等の特殊な編み込み技術を総称して「特殊系」と呼ぶことがある。

コスメパーマ

髪と地肌に低刺激な成分を使用した、化粧品登録のパーマ液(通常は医薬部外品)。パーマとカラーを同時にできることが多く、柔らかい質感が特徴。しかし、成分が優しい分パーマの効果もやや弱いというデメリットもある。
カウンセリングでどんなパーマを希望するか聞いた上で使用するかどうか決定する美容室が多い。”

コテ

ヘアアイロンのこと。ストレート、カール、ブラシ付きなどの種類がある。棒状の先端部分を電気で熱し、髪の毛を挟んで巻き髪やストレートヘアなどのスタイルを作っていく。

コテパーマ

コテ(アイロン)を使用するパーマ。パーマ液をつけたあと熱処理を行うため、仕組み的にはデジタルパーマと同じで、熱で髪の毛を形状記憶させる。しかしロットではなくコテを使用するでの内巻きや外はねなど、実際のスタイリングに近いイメージでパーマをかけられるのが特徴。

現在は別物とされているが、元々アイロンパーマの略称であるアイパーというと70年代〜80年代に流行した男性の髪型の代表格だった。こちらは現在のコテパーマで使用するヘアアイロンではなく加温部分がもっと細く、細かなカールを作ることが可能。

コラーゲン

細い髪や薄毛に効果があると注目されている。加齢とともに体内のコラーゲンが減少することが、髪にも影響を与えているという研究もある。

コラーゲンは体内で生成されるが、コラーゲンを配合した食品を口にしたからといって直接生成量が増えるわけではないということが明らかになってきている。コラーゲン自体はたんぱく質だが、口に入るとアミノ酸として分解される。
分解されたアミノ酸が再びたんぱく質に作り変えられるが、それがどれくらいコラーゲンになるかはまだわかっていない。アミノ酸はバランス良く摂取することが大事なので、コラーゲン食品のみでなく様々な食品から満遍なく必須アミノ酸(体内で生成できないもの)を摂るのが結果的に身体に良いとされている。

コンディション

状態、調子のこと。地肌のコンディションとは、地肌の状態のこと。

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