美容師が教える!「褒められイメチェン」方法と年齢別おすすめ髪型12選!
しばらく同じ髪型をしていると、ふと「イメージチェンジしたいな」と思うことってありますよね。テレビや雑誌でステキな髪型を見たときや、季節の変わり目、イベントでのタイミングなど、イメージチェンジしたいときは人それぞれです。興味はあっても勇気が出ない…と思っている人は多いはず。今回はそんな人のために「髪型似合ってるね!」と褒められるイメージチェンジ方法をお伝えします!
はじめに
イメージチェンジしちゃおうかな?と思ったら・・・ヘアスタイルが、一番効果あり!
そもそもイメージチェンジとは、その人の雰囲気を今までとは違う新しい雰囲気に変えるということです。
イメージは髪型だけでなく、メイクやファッションでも変えることはできますが、髪型はプロの美容師があなたに似合うように変えてくれるので、どの方法よりもイメージチェンジ後のインパクトは強いです。
だからこそ、みんな少し不安に思ってしまうこともありますよね。髪はほったらかしにしておけば伸びますが、すぐに元どおりになるわけではありません。
今までにイメージチェンジをしてみて、失敗してしまったという人は結構いると思います。せっかくチャレンジするなら、もう失敗なんてしたくないですよね。
実は、イメージチェンジを失敗してしまうのにはある法則があります。過去に失敗した経験のある人は、何が原因だったのかしっかり把握しておきましょう。そうすることで、次のイメージチェンジはきっと成功するはずです!
イメージチェンジには2種類のタイプがある
一気にイメージチェンジするのがこわかったら…プチイメージチェンジって選択肢も◎
ひとことでイメージチェンジと言っても、実は2種類の方法があります。それは、とことんガラッと雰囲気を変える大幅イメージチェンジタイプと、よりキレイになるためのプチイメージチェンジです。
大幅イメージチェンジは、学校の進学や、出産後のタイミングなどで行う人が多いです。ロングヘアからボブヘアやショートヘアへの思い切ったカット、明るめのカラーリング、ハイライトなどのデザインカラーがこれに該当します。
今までのイメージをしっかり変えることができるので、かわいい系からクール系に変えたい場合、アジアンビューティー風から外国人風に変えたい場合など、新たに似合うジャンルを探している人にオススメです。
プチイメージチェンジは、季節の変わり目や何か行事に向けてチャレンジする人が多いです。ガラッと雰囲気が変わるわけではありませんが、前髪や毛先、ほんの少しのカラーチェンジだけでも気分は大きく変わります。
プチイメージチェンジは、守るべきものの多い大人の女性にオススメです。大幅にイメージチェンジする勇気のない人や、いままでの髪型に飽きてしまった人も挑戦しやすいですよ。
よくあるイメージチェンジ失敗例
おすすめイメージチェンジ方法をご紹介する前に、まずは失敗してしまった例をいくつか見てみましょう。きっとこの中に、以前あなたが失敗してしまった原因も入っていると思います。成功するイメージチェンジのためにも、何が失敗の原因になってしまうのかを知っておきましょう。
イメージチェンジ失敗例① 雑誌のモデルや芸能人の髪型にした
なりたいヘアスタイルも大切!でも、自分に似合うスタイルを探っていくのも大切!
テレビや雑誌などを見て、「モデルや芸能人のような髪型にしてみたい!」と思ったことはありませんか?好きなモデルや芸能人がしている髪型はよりよく見えますよね。
ですが、そのまま美容室で「芸能人の〇〇のような髪型にしてみたい」とオーダーしてしまうと、失敗することが多いんです。
なぜかというと、モデルや芸能人はメイクもファッションもトータルでコーディネートされていますし、顔の形もそれぞれ違います。ですので、そのままそっくり同じ髪型だと失敗してしまうのです。熟練の美容師さんなら「お客様がそのスタイルのどこを良いと思っているのか」まで読み取ってくれる方もいますが、スタイルによってはそれでも難しかったりします。
ナチュラルな雰囲気の髪型だと成功しやすいのですが、作り込んであるパーマスタイルやスタイリングが絶対に必要なカットスタイルだと毎日のスタイリングが難しくなってしまって、「イメージと違った」という結果になりかねません。
もし、モデルや芸能人の髪型をまねしてみたいときは、なるべくあなたに似た顔の形の人の髪型を選ぶようにすることと、その髪型にするためのスタイリングを、きちんとできるかどうかを見極めましょう。
イメージチェンジ失敗例②外国人風に憧れがあった
なりたいイメージを美容師さんと相談しながら進めるのが、失敗しないコツ☆
これは、最近若い人に多い失敗例です。欧米人に人気のヘアカラーや髪型は作り込みすぎていないのにこなれて見えるので、「あんなオシャレな髪型にしてみたい」と人気なのです。
ですが、欧米人と私たち日本人とでは根本的に髪質が違います。髪の太さも違えば、髪の量もまったく違います。欧米人の髪の直径は約0.03ミリなのに対して日本人の髪の直径は約0.09ミリで、約3倍も日本人の髪のほうが太いのです。
また、欧米人の髪の量は約12〜14万本に対して日本人の髪の量は約10万本です。髪の太さも量もこれだけ違うと、髪型をまねしてもなかなかその通りになりにくいのが現状です。
「なんだかゴワゴワと広がって、スッキリまとまって見えない」とか、「希望のカラーリングになかなかった」といったことを防ぐためにも、外国人風の髪型にしたい場合は、あなたの髪質が理想の髪型の通りになるのかどうかを事前にしっかり美容師と相談する必要があります。「まったく同じにはならないけど、このレベルまでなら近づけられる」ということもあるので、納得できるまで確認してください。
イメージチェンジ失敗例③短くカットしすぎた
短く切ってしまってから「イメージと違う…」は、困りますよね?入念に相談しましょう!
イメージチェンジをするときに、一番最初に「バッサリ短くカットしよう!」と思いませんか?カットでのイメージチェンジはとても人気で試しやすい反面、「カットしすぎた」と後悔しやすいです。
短くしすぎてしまう原因としては、カットした後の髪の長さがいまいちイメージしきれていないことが挙げられます。
後ろの見えにくい襟足はどれくらいの長さなのか、浮いて短く感じやすいサイドの今朝はどれくらいの長さなのかしっかりイメージしないといけません。
特にバッサリ短くするときは、合わせ鏡などを使って自分の後ろ姿を見ながら毛先の長さをイメージすることと、実際にこの長さになると手で触ってイメージすること、また、ヘアアイロンなどを使ってスタイリングをするとどれくらい短くなるのか、などをチェックしましょう。
さらに、毛流れや浮きグセなどは自分ではなかなかチェックできないので、美容師に「カットした後は髪は浮きやすくなるのか」なども確認することをオススメします。
イメージチェンジ失敗例④パーマが強すぎた
イメチェンは、今までと違うスタイルにするのではなく、似合う髪型を探していくイメージを持って!
思ったよりも強くパーマがかかってしまうと、どうやってスタイリングをしたらいいのかわからなくなってしまうもの。今よりもキレイになるためにイメージチェンジをしたかったのに、強くパーマがかかりすぎてしまうと、とたんに老けてしまったように見えてしまいます。
パーマに慣れている人なら、パーマを伸ばしながら好みの強さにスタイリングをすることもできますが、多くの場合イメージチェンジするというと、今までしていなかった髪型にチャレンジしますよね。
ですので、大体の人がパーマに慣れていなくて、「こんなはずではなかったのに!」と後悔してしまいます。
パーマでイメージチェンジをしたい場合、パーマ初心者の人はやや緩めのパーマスタイルを選ぶと良いですよ。また、事前にヘアアイロンなどを使って髪を巻いて、パーマをかけた後のイメージしておくのもオススメです。
イメチェン失敗例⑤カラーリングを明るくしすぎた
あくまでトータルバランスが重要。メイクや眉色も整えていくのがコツ。
季節の変わり目や、学校や職場などの変化とともにカラーリングをする場合「思いっきり明るくしてイメージを変えたい!」と思うことがありますよね。
日本人の場合、髪を染めていないと黒髪か暗い茶色です。カラーのレベルでいうと3〜5レベルです。その状態から明るくカラーリングをすると、今まで見慣れていた髪の暗さとかけ離れた明るさになるため、違和感を感じやすくなります。
明るめのカラーリングは人気ですが、失敗しないためには、眉毛の色や肌の色などもメイクによって変えた方がより似合いやすくなります。
「髪だけ明るくて浮いている」という雰囲気にならないようにトータルバランスで気をつけましょう。少しずつ明るくしていく方が、自分自身も周りも見慣れていくので「明るくしすぎた!」ということも防げます。
失敗例を5つご紹介しましたが、あなたがいままでにしてしまった失敗経験と当てはまりましたか?
イメージチェンジを失敗してしまう法則とは、「イメージチェンジ後の髪型を、あなたの顔や雰囲気に合うかどうかイメージしていなかった」ことです。
イメージチェンジを成功させるための条件
それでは実際にイメチェンをするときに、絶対に成功させるための条件をお伝えします。特にガラッと大幅にイメチェンをする人は事前に必ずチェックしてくださいね。
また、ほんの少しのプチイメチェンをする人でも、これらの条件をおさえることで今までの髪型をより似合わせることができますよ。
条件①服やメイクを髪型に合わせる
ヘアスタイルに合わせて、メイクやファッションにも気を配っていくと、より素敵になること間違いなし!
先ほどの失敗例5でも触れましたが、イメチェンを成功させるためにはトータルバランスがとれていることが絶対条件です。
どんな雰囲気に変えるとしても、必ずその雰囲気に似合うメイクやファッションがあります。「なんとなく今までと同じ」では、髪型だけが浮いてしまいかねません。
せっかく髪型を変えるのでしたら、メイクやファッションもイメチェンをして楽しんでくださいね。髪型が先でも、ファッションとメイクが先でもどちらでもOKです。あなたに似合う「美」の可能性をどんどん引き出しましょう!
条件②きちんと自分でお手入れできる髪型にする
日々の生活で「扱いやすい髪型」であることも、イメチェンのポイント!
これはイメチェンのときだけではなく、美容室へ行く度に常に確認してほしい条件です。髪型を変えた後に、きちんと扱えるのかどうかイメージしてください。
ハネやすい長さにカットしたのでしたら、きちんと内巻きにスタイリングで直さなくてはいけません。もしくは、外ハネを楽しめるようにスタイリングをすることはできますか?
ヘアアイロンで巻いたり、ストレートにブローしたり、ワックスをつけたりしてスタイリングをしながら次の美容室のタイミングまで髪型を維持できるようにしなければいけません。
もちろん毎日100%の仕上がりにする必要はありませんが、「やろうと思えばいつでもスタイリングをすることができる」という髪型を選んでおくとイメチェン後も楽しくストレスなくすごせます。
イメチェンをするときに選べる髪型は何通りもあります。その中でも、あなたに似合って扱いやすい髪型にすることが大切です。
条件③美容室をフル活用してイメージを確認する
せっかくなら・・・美容師さんと一緒に「似合うイメチェンスタイル」を考えましょうよ!
イメチェンをするとき、ほとんどの人が事前にしてみたい髪型を選びますよね。その後に美容室を予約して、実際に美容師へ伝えるのだと思いますが、ここで美容室をフル活用してください。
美容室では大きな鏡や、合わせ鏡など、いろいろ設備が整っています。「イメチェンした後の雰囲気が知りたい」と伝えれば、ほとんどの美容室で入念にチェックしてくれます。
パーマ前にコテで巻いて雰囲気を見せてくれる美容室もありますし、パソコンやスマホでカラーリングのシミュレーションなどをする美容室もあります。
大幅にカットするのでしたら、鏡を使って後ろ姿をチェックすることもできます。きちんと「イメチェン後はどうなるのか」を納得してから施術をしてくれるので、安心できます。
事前に電話予約の時に、「イメチェンをしたいから、カウンセリングでしっかりシミュレーションしてほしい」と伝えておくと、カウンセリングの時を少し長めにとってもらえるので、ぜひ電話予約も活用してください!
イメチェンをするときは、ぜひ条件をすべてクリアできるようにしてください。「イメチェンして良かった!」と思えるような髪型に変えることができますよ。
年齢別おすすめイメージチェンジカタログ
どうしたら成功するイメージチェンジができるか、おわかり頂けたかと思います。それでは実際にイメージチェンジをするためにオススメの髪型をご紹介します。
「これなら私にもできるかも!」と思ってもらえるように、どんな髪質の人でもできる髪型を集めました。ぜひ次のイメージチェンジの参考にしてみてください。
10〜20代向け①ふんわりパーマのゆるふわショート
写真は大阪の美容室flowerのスタイルより
ふんわりゆるいパーマをかけてイメージチェンジ。ショートヘアでも子どもっぽく見えません。スカートやワンピースも似合うキュートな印象のショートヘアになります。いままでよりも少し大人っぽく見せたい人にオススメです。
10〜20代向け②インナーカラー×ふんわりボブ
写真は京都の美容室 PUREE de FLEURS のスタイルより
サイドの内側だけインナーカラーをすることでイメージチェンジ。髪を耳にかけなければ目立たなくなるので、見せたいときと見せたくないときとでスタイリングを変えられるのがメリットです。目立つカラーリングをしてみたい人にオススメです。
10〜20代向け③もはやボブの新定番?外ハネウェーブミディ
写真は京都の美容室MAULOAのスタイルより
外ハネになるようにパーマをかけてイメージチェンジ。内巻きだとかわいい雰囲気のボブでも外ハネにすることで、オシャレな今風のボブになります。流行りの髪型にチャレンジしてみたい人にオススメです。
10〜20代向け④モカベージュのくせ毛風ウェーブ
写真は京都の美容室befine becsのスタイルより
ミックス巻きパーマをかけてイメージチェンジ。内巻きと外巻きを両方ミックスしてパーマをかけることでふんわりボリュームのあるかわいい雰囲気のパーマスタイルになります。ヘアアレンジもしやすく、いろんな髪型を楽しみたい人にオススメのパーマです。
30〜40代向け①ロングボブのグラデーショングレージュ
写真は京都の美容室 AL のスタイルより
毛先にいくにつれて明るくするグラデーションカラーでイメージチェンジ。いままでのヘアカラーに飽きてしまった人はオシャレなデザインカラーがオススメです。仕上がりの色をクール系にもキュート系にもできるので、誰でも挑戦しやすいカラーリングです。
30〜40代向け②外国人風3Dカラー×ニュアンスミディアム
写真は大阪の美容室flowerのスタイルより
いつものヘアカラーにハイライトを入れてイメージチェンジ。白髪の気になりだした人でもハイライトが白髪をうまくぼかしてくれます。白髪染めはしたくないけど、白髪を何とかしたい人にオススメです。また、ハイライトはヘアアレンジもオシャレに見せてくれるので一石二鳥ですよ。
30〜40代向け③オシャレ前髪×ゆるリッヂパーマ
写真は大阪の美容室flowerのスタイルより
前髪だけ思い切り短くカットしてイメージチェンジ。流行りの短め前髪を少しラウンドの丸みのあるラインにカットすることで、大人でも似合うオシャレな前髪になります。産後脱毛や、顔周りの産毛の気になる人にオススメです。
30〜40代向け④柔らか質感の波ウェーブパーマ
写真は京都の美容室 Befine e-ha AVEDA のスタイルより
全体にゆるくパーマをかけることでイメージチェンジ。前髪にもかけることであか抜けたオシャレな髪型になります。ヘアアイロンでスタイリングをするのに面倒になった人や、髪を短くしたくはないけど、同じ髪型に飽きてしまった人にオススメです。
40〜50代向けイメチェン①シャープな質感のショートボブ
写真は吉祥寺の美容室クロード・モネ吉祥寺のスタイルより
ストレートパーマをかけてイメージチェンジ。センター分けにすることですっきり小顔に見える短めのボブです。ストレートパーマの後はハネたり広がったりしないので、お手入れいらずで毎朝とても楽ちんです。髪型を変える勇気はないけど、扱いやすい髪質にしたい人にオススメです。
40〜50代向けイメチェン②暗髪ツヤカラーのヘルシーレイヤーロング
写真は京都の美容室MAULOAのスタイルより
あえて暗くカラーリングをすることでイメージチェンジ。5〜6レベルの暗めのこげ茶は、日に当たると柔らかく染めていることがわかるくらいの暗さです。暗めに染めることで髪の毛がツヤツヤに見えます。髪のパサつきや退色の早さが気になっている人にオススメです。
40〜50代向けイメチェン③クールカジュアルなこなれショートパーマ
写真は京都の美容室befine becsのスタイルより
襟足以外にをゆるくパーマをかけてイメージチェンジ。スタイリングをしにくく崩れやすい襟足は、パーマをかけず短めにカットすることでお手入れが格段に楽になります。朝ムースをつけるだけなので、寝グセを直す手間もブローをする手間もかからず、面倒くさがりな人にオススメです。
40〜50代向けイメチェン④大人のゆるふわパーマボブ
写真は大阪の美容室UNREVEのスタイルより
いつものボブやパーマに飽きてしまったら「ウェーブ状」にパーマをかけてイメージチェンジ。内巻きでもない、外巻きでもないウェーブのパーマは、大人の女性によく似合います。どんな服装でも合いやすく、スタイリングも楽なので、いままでのパーマに飽きてしまったけどオシャレを楽しみたい人にオススメです。
おわりに
自分では中々気が付かない「新たな魅力」があるかも!?プロの目線を利用して、どんどんオシャレになっちゃいましょう!
やってみたいイメージチェンジの髪型は見つかりましたか?ほんの少し変えるだけでも雰囲気が変わるのが髪型のおもしろいところです。
季節やイベントなどに合わせて少しずついろんな髪型にチャレンジして、あなたに似合うオシャレの幅をどんどん広げていきましょう!