シャンプーの仕方によってきれいな髪にできますか?
毎日何気なく行っているシャンプーですが、実は髪や頭皮のコンディションに関わってくる重要なヘアケア。美容師さんにお話をお聞きしても、「自宅でのシャンプーはかなり重要」とおっしゃる方は非常に多いです。髪に悩んでいる方も、シャンプー関連を少し見直せばもしかしたらコンディションが持ち直すかもしれません。今回はオススメのシャンプーの仕方についてまとめました。
毎日のシャンプー、実はとても髪に影響があるんです!
毎日何気なく行いがちなシャンプーですが、正しい方法を知ることで、髪への負担やトラブルの原因を減らして、美しい髪が育つ環境を整えることができます。
シャンプーは髪だけでなく、頭皮環境にも大きな影響を与えています。
正しいシャンプーで頭皮の血行を促進し、汚れを残さずしっかりすすぐことが髪にも頭皮にもとても重要です。
正しいシャンプーの方法
髪にはほこりや汚れが意外とついているんです。
1.まずはブラッシング
これで大きなほこりなどの汚れや、抜け毛を取り除きます。
髪に水分があると、髪の表面にあるキューティクルが傷つきやすいので、乾いた状態でおこなってください。クシは、目が粗めのものがオススメです。
髪が長かったり、からんでしまっている場合は無理な力をかけず、まずは毛先を少しずつほぐしながら、優しくとかしてください。
毛先をとかした後は、頭頂部や側頭部もブラッシングし、うなじ部分も忘れずにクシを通しましょう。
ブラッシング+お湯で流す。これだけで髪の汚れはほとんどおちます。
2.お湯で流す
ワックスなどの整髪料を使用していない場合、髪の汚れは流すだけで8割ほどおちます。
お湯で髪を洗うように隅々まで流します。
このとき、髪同士でごしごしこすり合わせないように注意してください。
髪をたっぷり濡らすことで、シャンプーの泡立ちも良くなります。
(お湯のみで髪を洗うことを「湯シャン」と言います。その場合はここでシャンプー終了です。)
シャンプーの量は多ければ良いと言う訳ではありません!適量を泡立てましょう。
3.シャンプーを泡だてる
シャンプーの使用量は、ミディアムヘアで2プッシュ、ロングヘアで3プッシュが適量とされていますが、流し残しを防ぐため使用感を見ながらなるべく少なめに抑えるようにしましょう。
シャンプーが髪に残ってしまうと、かゆみやフケの原因になることがあります。
シャンプーをプッシュしたら、少しずつお湯を加えながら手のひらで泡立てます。
洗顔用の泡立ちネットを使用すると手早くモコモコの泡をたくさん作ることができ、必要以上のシャンプーを使わずに済みます。
ポイントは「頭皮」をしっかり洗ってあげることです。
4.指でシャンプーを髪全体にのせていく
髪全体に泡だてたシャンプーをのせていきます。
髪の汚れは流れてくる泡で十分落ちるので、頭皮の汚れを取るイメージで洗い始めます。
頭皮を傷つけないように、爪は立てず、指の腹でマッサージするように泡を全体に広げましょう。
シャンプー時のマッサージで頭皮の血行を良くすると、頭頂部の皮膚が柔らかくなり、細毛や抜け毛の改善に繋がると言われています。
コンディショナー、トリートメントに時間をかけがちですが、シャンプーにもしっかり時間をかけましょう。
5.全体に泡をなじませたらポイントで洗っていく
全体にシャンプーの泡を馴染ませたら、優しく後頭部から、頭頂部、前頭部と横に広げながら、前に向かって小刻みに洗っていきます。
後頭部や襟足は洗い忘れが多い部分なのでしっかりと。
頭頂部を洗う時は指をジグザグに組み合わせるように、前頭部は毛と皮膚の境目から頭頂部に向かって指を滑らせるように洗います。
部位ごとに全ての箇所を洗い終わったら、頭皮全体をマッサージするように洗い、最後に毛先を泡で包むように馴染ませて洗います。
摩擦が髪にダメージを与えてしまうため、毛先はこすらないように注意してください。
トータル2〜3分かけて、しっかり洗いましょう。
(意識しないと意外とシャンプーにかける時間は短いものです。)
すすぎ残しは頭皮トラブルの原因になります!シャンプーの時間以上にしっかりと行いましょう。
6.3〜5分かけてしっかりすすぐ
シャンプーのすすぎ残しは頭皮トラブルの原因の多くを占めます。
汚れもシャンプーも後に残さないよう、丁寧に時間をかけてすすぎましょう。
特に、襟足や生え際などにすすぎ残しが多いので念入りに。
髪をすすぐときに前かがみになる人は生え際が、髪を後ろにまとめて洗うとえりあしがすすぎ残しやすいため、気をつけてください。
時間の目安は3〜5分間、シャンプーをする時よりも長くすすぎに時間をかけるのがコツです。
しっかり流すことで、目に見えない汚れまで取り除くことができます。
自分に合ったヘアケアを見つけておくのは大事なことです。美容師さんに相談してみましょう!
7.トリートメント、リンス、コンディショナーで整える
最後に髪の状態を整えます。
トリートメントは髪内部に栄養を与え、リンス・コンディショナーは髪の手触りを良くしてくれます。
そのため、トリートメントは塗布してから浸透させるために数分時間を置くものが多く、リンス・コンディショナーは塗布後そのまま流してよいものが多いです。
いずれも頭皮ではなく髪の状態を良くするものなので、地肌にはつかないようにしましょう。
(中には頭皮マッサージを行えるものもあります。パッケージの裏などを参照して下さい)
こちらもシャンプーと同じようにすすぎはしっかり行いましょう。
必要な成分だけが髪に残るので、ぬめりを髪に残さずしっかり流すのがポイントです。
髪の傷み具合によって、トリートメントとリンス・コンディショナーを組み合わせるなど工夫が可能です。
また、こうしたお風呂の中で行えるケアだけで不安な場合は洗い流さないトリートメント等の使用も視野に入れると良いでしょう。
ホームケア用品は健康な頭皮・毛髪環境の維持に欠かせないので、信頼できる美容師の方に相談するのがオススメです。