ラベンダーカラーなら退色しても透明感たっぷり◎美容師が魅力を解説!
みなさん、「ラベンダーカラー」というヘアカラーをご存じですか?ラベンダーカラーとは、最近カラーチェンジをしている人からたくさんオーダーされている大人気の色なんです。なぜこんなにも大人気となっているかというと、色自体の魅力はもちろん、ラベンダーカラー得られるメリットがたくさんあるからです。今回は、そんなラベンダーカラーの魅力を現役美容師であるfukumiがたっぷりとお伝えしていきますね!
ラベンダーカラーってどんな色?
ラベンダーカラーは、生花のラベンダーのような優しい色合いです。
流行となっているヘアスタイルやヘアカラーを探したい場合、最近ではSNSがとても便利ですよね。Instagramで検索してみると、「#ラベンダーアッシュ」は約31.6万件、「#ラベンダーカラー」は約16.3万件(2020年6月2日現在)も投稿されています。
そのくらい、この色味に関心を持って検索している人が多いということです。さらに、この色味にカラーチェンジした人が多いからこそ投稿数が増え続けているんです。投稿数が多ければ多いほど、「流行り」となっていることがわかりますね。
ラベンダーカラーは、これからもしばらく人気が続きそうなヘアカラーです。「これからラベンダーカラーに挑戦してみたい」という人や、「もうすでに一度ラベンダーカラーにしたことがあるよ」という人でも、より詳しくこの色の良さを知ることができるように、さっそく詳しく見ていきましょう!
ラベンダーカラーの色味って?
ラベンダーカラーとは、パープルよりも淡くややピンクがかった色味です。パープルほどはっきりとしているわけではなく、柔らかい色なので、女性らしく優しい雰囲気に見えます。この色は、場所によって見え方に違いがあります。室内や暗い場所で見ると落ち着いたツヤのあるピンク色のような色味に見えますが、外へ出て陽の光に当てると、ふんわりと透き通った透明感バツグンの淡いラベンダーの色味に見えます。
他の色でなく、ラベンダーカラーを選ぶメリットはたくさんあります。まずはカラーバリエーションがとても多いことです。ラベンダーの色素だけでなく、アッシュやベージュ、ピンクなど、ラベンダーをベースとして他の色素を足すこともできます。そうすることで、よりあなた好みの色に染めることができます。
次に、肌が血色良く健康的で艶やかに見えること。ラベンダーカラーに染めた後は、その特徴的な柔らかい色のおかげで、くすみを飛ばしてツヤのある肌に見せたり、ワントーン明るく見せる効果があります。メイクの効果だけでなく、髪の色から肌をキレイに見せるので若い人だけでなく大人の女性にも注目されています。
どんな年代の人でも、肌がキレイに見えるのはうれしいですよね。
その他に、髪に透明感が出てツヤツヤに見えること。ラベンダーの色素は、みなさんの嫌いな、あの黄色のキラキラとした色素をしっかりと消してくれます。そのため、まるでダメージがないような健康的でツヤツヤの髪に見えるんです。
最後に、どんな人にも似合うこと。ラベンダーカラーは、私たち日本人の肌の色にとてもキレイに馴染みます。というのも、このラベンダーの色素は、日本人の髪の色素である赤色メラニン色素に反発しすぎることなく自然に染めることのできる色だからなんです。同系色だからこそ馴染みやすいといった理論と同じというわけです。
日本人の肌に馴染みやすいと言っても「肌の白い人と、日焼けをした肌の人って結構違う肌色に見えるけど、本当に誰でも似合うの?」と思いますよね。答えはYES。ラベンダーカラーは、本当にたくさんの人に似合う万能な色味なんです!
ラベンダーカラーに染める時、仕上がりの明るさを変えたり、ラベンダーの色をベースとして、プラスアルファで足す色素を少しずつ変えていくだけで、どんな人にも似合うオリジナルのラベンダーカラーに染めることができるんです。こんなもメリットだらけなので、ラベンダーカラーが流行るのも納得できますよね!
- カラーバリエーションがとても多い
- 肌が血色良く健康的で艶やかに見える
- 髪に透明感が出てツヤツヤに見える
- どんな人にも似合う
ラベンダーカラーの人気の明るさは?
ラベンダーカラーにはいろんな明るさがあるので、あなたにぴったりの明るさを見つけてください。
ラベンダーカラーの人気の明るさは、ズバリ全部です。「参考にならないじゃない!」と思うかもしれませんが、本当にどの明るさも人気があるんです。暗めのラベンダーカラーには、ツヤがあり上品な仕上がりになるという暗めだからこその良いところがあります。明るめのラベンダーカラーには、透明感があり柔らかい仕上がりになるという明るめだからこその良いところがあるんです。
強いて言えば、仕事や学校の関係で明るくできない人や、暗めのヘアカラーが好きな人からは7〜9レベルの明るさが人気があります。明るいヘアカラーをすることのできる環境の人で、ほどよく明るくしたい人からは10〜12レベル。さらに、ハイトーンの明るさにすることのできる環境の人やオシャレが好きなな人、ファッションやメイク関係の仕事の人からは13〜15レベルが人気です。
どの明るさも人気があるので、この明るさだと失敗だとか、流行りではないといったことはありません。ヘアカラーの好みや職場環境、日常生活でできる範囲の明るさを選ぶという人が多いです。
写真は名古屋の美容室broochのヘアスタイルより
ヘアカラーは、色味が抜けると約1〜2レベル明るくなる特徴があるので、「これくらいの明るさなら大丈夫かな」と思う明るさより1〜2レベル暗い色を選んでおくとベストです。ブリーチをする人でしたら、おしゃれ染めよりも抜けやすいので2〜3レベル暗めの色を選びましょう。
最初から理想通りの明るさではなく、ほんの少し暗めの色を選ぶことで、色が抜けていく段階の髪の色や明るさも楽しむことができます。せっかく染めるのでしたら、長く楽しめる方が良いですよね。髪の色がどれくらい抜けてしまうのか不安な人や、髪質に合う明るさにしたい人は、ぜひ担当の美容師に聞いてみてください。
- 【7〜9レベル】髪を明るくできない人、暗めのヘアカラーが好きな人から人気
- 【10〜12レベル】ほどよく明るい髪が好きな人から人気
- 【13〜15レベル】オシャレが好きな人、ファッションやメイク関係の仕事の人から人気
- 色味が抜けると約1〜3レベル明るくなるので、少し暗めに染めておくのがコツ
ラベンダーカラーはどうやって染める?
いざラベンダーカラーに挑戦しようとしても、「美容室ではどのように染めているのかな」と気になりますよね。今回は、ブリーチを使って明るくした後にラベンダーカラーに染める場合と、おしゃれ染めのみを使ってラベンダーカラーに染める場合の2パターンご紹介していきます。
美容室での工程が事前に分かっていると、ヘアカラーにかかる時間や流れなどが把握できるので安心です。あなたの染めたいラベンダーカラーはどちらで染めているのか照らし合わせながらチェックしてみてください。
ブリーチを行う場合
写真は大阪の美容室RUCCAのヘアスタイルより
ブリーチであらかじめ明るくしてからラベンダーカラーを入れると、おしゃれ染めのみで染めた場合よりも、うんと透明感が出て発色の良いラベンダーカラーに染めることができます。
透き通ったラベンダーの色味が、ふんわり感や柔らかさを出してくれるので、ヘアアレンジをしたりヘアアイロンで巻いて仕上げることが好きな人から人気があります。
ただ、ブリーチを使うので施術時間はやや長めで、ヘアカラーのみで約1時間30分〜2時間かかります。また、パサついたりダメージさせないためにも家でのヘアケアに気をつけましょう。それでは、美容室での流れを見ていきましょう。
①カウンセリングで希望のラベンダーカラーを決める
まずは希望の明るさやラベンダーカラーの濃さなどを決めて、どれくらいブリーチで明るくする必要があるのかをカウンセリングで決めていきます。この時に、金額やあなたの髪にかかる時間などを詳しく教えてもらえるのでぜひ確認しておきましょう。
②ブリーチを使いベースを明るくする
さっそくブリーチを使って髪全体を明るくしていきます。グラデーションやハイライトなど、デザインカラーを選んだ人の場合は、髪全体でなく部分的にブリーチを使って明るくしていきます。
③ブリーチ剤を流す
希望の明るさになったら、シャンプー台でブリーチ剤をしっかりと流します。美容室によっては、この時にシャンプーをする場合もあります。
④ラベンダーカラーの色素を重ねる
席に戻ったら、ブリーチ後の明るい髪にラベンダーカラーの色素を塗り進めていきます。だいたい根元付近を塗った後は約5〜10分時間を置き、さらに毛先まで塗ってから再度約5〜10分置きます。放置時間は髪質や希望の色味によっても変わります。
この時、ブリーチによって抜けた髪の色味に合わせて重ねる色素の調合を変えていきます。というのも、希望のラベンダーの色にプラスして、邪魔だなと思う色素を消してくれるような反対色の色素を少し入れておくと、仕上がりがうんとキレイに見えるからです。
黄色っぽく抜けた人へは、黄色味を消すために、パープルの色素をに入れます。オレンジ色っぽく抜けた人へは、オレンジ色を消すために青色であるアッシュの色素を入れます。赤色っぽく抜けた人へは、赤色を消すために緑色であるマットの色素を入れます。
このように、その人の髪色に合わせながらほんの少し色素を加えて染めていくことで、キレイで濁りのないラベンダーカラーに染めることができます。
⑤希望の色になったら流す
根元から毛先まで希望の色になったらシャンプー台で流し、シャンプーやトリートメントなどをします。
⑥仕上げ
席で乾かして、仕上げをします。仕上げの時は、家でのヘアケアのアドバイスやスタイリング方法など聞く良いタイミングなので、何か聞きたいことがある人はぜひ質問してみましょう。
どのように染まったか、美容師と一緒に色のチェックをして、美容室での施術は終わりです。明るい場所や暗い場所など、いろんな所で見てみましょう。ふんわりと透明感のあるキレイな発色のラベンダーカラーを実感できるはずです。
ブリーチを行わない場合
ラベンダーカラーに染めるためにはどれぐらい時間がかかるのでしょう?
ブリーチを使わないで、おしゃれ染めのみでラベンダーカラーにすると、やや暗めのしっとりとした雰囲気のラベンダーカラーに染めることができます。ブリーチを使わない分色持ちは良く、髪をダメージさせたくない人や上品な仕上がりが好きな人から人気があります。
おしゃれ染めのみで染めていくので、美容室でかかる時間は約45分〜1時間です。ささっと流行りの色に染めて、長く色が持つのはうれしいですよね。それでは、美容室での流れを見ていきましょう。
①カウンセリングで希望のラベンダーカラーを決める
希望の明るさを元に、どのようなラベンダーカラーにしたいのかを決めていきます。おしゃれ染めのみの場合でも、金額やかかる時間など細かく確認できますので、何か気になることがある人は聞いてみましょう。
②おしゃれ染めで染める
カウンセリングで決めたラベンダーカラーになるように、明るさや色素などを調合したおしゃれ染めで染めていきます。
すでにヘアカラーをしたことがある人でしたら、髪の根元部分は暗く毛先部分は明るいプリンの状態になっています。この明るくなった毛先部分の色味によって、足す色素を変えてよりキレイなラベンダーカラーに染まるように調合します。
色素に関する基本的な考え方は、ブリーチで染める場合と同じです。黄色っぽく抜けた髪へはパープルの色素を。オレンジ色っぽく抜けた人へは青色であるアッシュの色素を。赤色っぽく抜けた人へは緑色であるマットの色素を入れます。
もしはじめてヘアカラーをするバージン毛の人でしたら、少し染まりにくい傾向があるので、希望の明るさより約1〜2レベル明るく染まるおしゃれ染めを使うことが多いです。
③希望の色になったら流す
しっかりと時間を置き、希望の色になったらシャンプー台でカラー剤を流します。この後、シャンプーやトリートメントをします。
④仕上げ
席に戻り髪を乾かして、どのように染まったのかを美容師と一緒にチェックします。髪の色や手触りを確認しましょう。しっとりとツヤツヤに染まったのを実感できるはずです。
ヘアカラーをした場合は、ブリーチを使ったとしても、おしゃれ染めのみで染めたとしても、髪に薬剤を使ったということに変わりはありません。ぜひ、髪に合うヘアカラー用のヘアケア商品でしっかりとケアをして、一日でも長くラベンダーカラーを楽しんでくださいね!
ラベンダーカラーがオススメな方
「似合うかな?」と不安な時は、せひプロである美容師に相談してみましょう!
ラベンダーカラーは、基本的にどんな人にも似合いやすい万能なヘアカラーです。ですが、よりあなたに似合うヘアカラーをするためには、選ぶべき明るさや、ラベンダーカラーにプラスで混ぜておくと良い色素があるんです。
このポイントを知っておくためにも、まずはあなたの肌の色を理解しておく必要があります。今回はわかりやすく、あなたの肌色がブルーベースなのか、イエローベースなのか。さらに明るめの色白なのか、健康的に焼けた暗めの肌色なのかに分けて4タイプをご紹介していきます。
パーソナルカラーについて「よくわからないな」と思う人や、より詳しく知りたい人は、読み進める前にぜひ【美容室でのパーソナルカラー活用法を美容師がシーズン別に徹底解説!】を先にチェックしてみてくださいね。
明るめブルーベース
肌が明るめでブルーベスの人のパーソナルカラーは、サマータイプです。
明るめのブルーベースの肌の人は、10〜14レベルの明るめのラベンダーカラーが良く似合います。純粋なラベンダーカラーでも十分似合うので、色を混ぜなくても大丈夫です。もし他の色素を足したい場合は、淡いピンクがオススメです。
ブリーチを使って淡く染める方法も似合うので、今までよりもやや明るめのヘアカラーに挑戦してみても良いと思いますよ。暗めに染めたい場合は、アッシュグレイを足すことにより肌に馴染みやすくなります。
暗めブルーベース
肌が暗めでブルーベースの人のパーソナルカラーは、ウィンタータイプです。
暗めのブルーベースの肌の人は、6〜8レベルの暗めのラベンダーカラーが似合います。濃くキリッとした色が似合う特徴があるので、赤を混ぜた濃い色のラベンダーカラーや、ネイビーを混ぜた神秘的なラベンダーカラーなどが良く似合います。
明るめのラベンダーカラーにしたい場合は、グラデーションカラーやバレイヤージュなどのデザインカラーで部分的に明るするする方法がベストです。キリっと濃い発色の部分も残すことで、キレイに似合わせることかできます。
明るめイエローベース
肌が明るめでイエローベースの人のパーソナルカラーは、スプリングタイプです。
明るめのイエローベースの肌の人は、10〜14レベルの明るめのラベンダーカラーが似合います。イエローベースの人は、肌がくすんで見えやすいのでパッと明るく見えるように、ベージュやオレンジを混ぜるとよく似合います。
暗めに染めたい場合は、コーラルピンクやアッシュの色素を足してトーンダウンすると、肌も髪もツヤっぽく見せながら落ち着かせることができます。
暗めイエローベース
肌が暗めでイエローベスの人のパーソナルカラーは、オータムタイプです。
暗めのイエローベースの肌の人は8〜10レベルの程良い明るさのラベンダーカラーが似合います。アースカラーであるブラウンやマットなどの色素を重ねて少しくすませることで、よりキレイに肌に馴染んで見えます。
明るめのラベンダーカラーにしたい場合は、細かいハイライトやポイントカラーを入れることをオススメします。繊細に細いハイライトを入れたり、ポイントで染めることで、くどくなく重めの印象の肌色と合い、軽く柔らかい雰囲気に仕上がりますよ。
ブリーチありで作るラベンダーカラーのヘアスタイル5選
それでは実際にオススメのラベンダーカラーをご紹介していきます。まずは、ブリーチを使って一度髪全体を明るくした後に、ラベンダーの色素を重ねて仕上げるヘアスタイルから。
ブリーチをした後のヘアスタイルは、明るいヘアスタイルばかりではありません。ブリーチを使ったからこそ鮮やかな色合いを出せたり、透明感がグッとアップしたりするので、暗めのヘアカラーの仕上がりにも使うことはありますよ!それでは1つずつ見ていきましょう。
ミステリアスな深めラベンダーアッシュカラー
写真は京都の美容室 Hair Studio ARS oike のヘアスタイルより
このヘアカラーは、ラベンダーとアッシュの色合いが約4:6の仕上がりに見えるように調合して染めています。ブラウンやベージュなどの色をなるべく使わず、グッと深めに染めることで、しっかりとしたラベンダーアッシュの色に仕上がります。
赤味も黄味も一切ないミステリアスな色なのでとても上品な仕上がりになります。深い色合いに染めているので色持ちも良く、長い期間ラベンダーカラーを楽しめます。落ち着いたラベンダーカラーにしたい人や、長く色を持たせたい人にオススメのラベンダーカラーです。
甘すぎないラベンダーグレイカラー
写真は京都の美容室 Hair Studio ARS oike のヘアスタイルより
このヘアカラーは、甘すぎない雰囲気にするために、ラベンダーとグレイの色合いが約8:2に仕上がるように調合して染めています。そのため、ラベンダーの色を強く感じるのですが、少しだけくすんだグレイの格好良さもあり、絶妙なバランスのラベンダーカラーに仕上がります。
ラベンダーの優しい色合いで肌を明るく健康的に見せてくれるので、とても華やかに見えますよ。かわいらしいファッションの好きな人や、肌を明るく見せたい人にオススメのラベンダーカラーです。
外国人風くすみラベンダーアッシュカラー
写真は横浜の美容室 OORDER のヘアスタイルより
このヘアカラーは、ラベンダーとくすんだアッシュの色合いが約3:7の仕上がりに見えるように調合して染めています。アッシュの割合が約7割と多いので、くすんだ格好良い雰囲気の中に、ふんわりと柔らかいラベンダーの色を感じる外国人風のラベンダーカラーに仕上がります。
格好良いヘアカラーにしたい人や、外国人風のヘアカラーに挑戦してみたい人にオススメのラベンダーカラーです。
透明感バツグンのラベンダーナチュラルカラー
写真は名古屋の美容室 BUDDY HAIR Leap のヘアスタイルより
このヘアカラーは、ラベンダーとナチュラルの色合いがを約5:5の仕上がりに見えるように調合して染めています。ラベンダーと同じくツヤツヤに見えるナチュラルの色素が入っているので、透明感がグッと出てふんわり柔らかく仕上がります。
ナチュラルの色味は、髪や肌をツヤに見えるだけでなくいろんなジャンルのファッションに馴染み、どんな色合いのメイクでもよく合います。日によってファッションやメイクの色を変えたい人や、程よく明るめのヘアカラーをしたい人にオススメのラベンダーカラーです。
鮮やかなこなれラベンダーパープルカラー
写真は名古屋の美容室 CLEAR of hair 栄南店 のヘアスタイルより
このヘアカラーは、ラベンダーとパープルの色合いが約5:5の仕上がりに見えるように調合して染めています。同系色であるラベンダーとパープルをたっぷり合わせてあるので、深みのあるオシャレなラベンダーカラーに仕上がります。
事前にしっかりとブリーチをしないと出せない色味ですが、黄色っぽく抜けていかないので、色が抜けていく過程もオシャレなヘアカラーを楽しめます。人と差をつけて明るめでオシャレなヘアカラーをしたい人にオススメのラベンダーカラーです。
ブリーチなしで作るラベンダーカラーのヘアスタイル5選
「ラベンダーカラーはしたいけど、ブリーチをするのには少し抵抗がある」と思う人は、ブリーチなしで楽しめるラベンダーカラーに挑戦してみましょう。今はカラー剤もだいぶ進化しているので、ブリーチなしでも驚くほど発色よく染めることができますよ。
色が抜けた後もなるべく明るくなりすぎないヘアカラーをしたい人は、ぜひこちらのヘアスタイルをチェックしてみてくださいね。
しっとり落ち着いたラベンダーナチュラルカラー
写真は京都の美容室 MAULOA のシースルーバングを合わせたラベンダーカラーのスタイル
このスタイルは、写真では少し暗く見えますがラベンダーとナチュラルの色合いが約7:3の仕上がりに見えるように調合して染めています。ラベンダーの割合が多いので、しっとりと落ち着いた女性らしく優しい雰囲気に仕上がります。
地毛に近い明るさなので、色が抜けてもそれほど明るくなることはありません。普段あまり明るい髪にできない人や、落ち着いた雰囲気が好きな人にオススメのラベンダーカラーです。
ふんわり柔らかラベンダーアッシュカラー
写真は京都の美容室 MAULOA のエアリーなパーマを組み合わせたラベンダーカラーのスタイル
このヘアカラーは、ラベンダーとアッシュの色合いが約5:5に見えるように調合して染めています。優しいラベンダーの色を感じやすい調合なので、グッと女性らしい仕上がりになります。
さらに、ラベンダーの柔らかさと、アッシュのふんわりとした色合いは髪をしなやかにみせてくれます。髪が太くゴワゴワしやすい人や、女性らしい雰囲気が好きな人にオススメのラベンダーカラーです。
黄色くならないラベンダーグレージュカラー
写真は横浜の美容室 OORDER のヘアスタイルより
このヘアカラーは、ラベンダーとグレージュの色合いが約4:6の仕上がりに見えるように調合して染めています。ラベンダーとグレージュは、どちらも黄色の色素を消してくれます。黄色っぽさのない、ほんの少しくすんだオシャレな仕上がりになります。
とにかく髪の色が黄色っぽく抜けるのが嫌な人や、明るすぎず控えめでオシャレなヘアカラーが好きな人にオススメのラベンダーカラーです。
正統派の垢抜けラベンダーカラー
写真は大阪の美容室 HAIR DESIGN melo のヘアスタイルより
このヘアカラーは、しっかりとラベンダーの色を出すために、邪魔になるような黄色の色素や赤色の色素を消すように調合して染めています。ラベンダーのかわいらしくふんわりとした色がしっかりと出るので、みんなから愛される垢抜けた雰囲気に仕上がります。
純粋にラベンダーカラーを楽しみたい人や、流行りを取り入れて垢抜けた雰囲気になりたい人にオススメの正統派のラベンダーカラーです。
明るめツヤツヤのラベンダーブラウンカラー
写真は吉祥寺の美容室 SEAM のヘアスタイルより
このヘアカラーは、ラベンダーとブラウンの色合いが約4:6の仕上がりに見えるように調合して染めています。ブリーチなしでもこれくらいまででしたら明るく染めることができますよ。ブラウンの色味が入っているので、ツヤツヤで髪がダメージしていないかのような仕上がりになります。
ブリーチなしでなるべく明るめに染めたい人や、ツヤツヤの髪にしたい人にオススメのラベンダーカラーです。
ラベンダーカラーのバリエーション3選
ラベンダーカラーは、そのオシャレな仕上がりから一色染めもとても人気がありますが、よりこなれた雰囲気にしたい人や、周りに少し差をつけたい人は、デザインカラーを合わせることをオススメします。
基本的にデザインカラーをする部分にはブリーチが必須ですが、その分発色の良いオシャレな色に仕上がります。特に今回は、あまり派手になりすぎないような、デザインカラー初心者の人でも挑戦できるようなラベンダーカラーをご紹介していきますね!
ピアス風がかわいいポイントカラーのラベンダーカラー
写真は名古屋の美容室 CLEAR of hair 栄南店 のヘアスタイルより
このヘアカラーは、耳の後ろのちょうどピアスのように見える位置をポイントカラーで染めるデザインカラーです。横髪を耳にかけたり、ヘアアレンジをする時だけチラっと見えるので、密かにデザインカラーを楽しむことができます。
インパクトの強いヘアスタイルに挑戦したい人や、密かにオシャレを楽しみたい人にオススメのラベンダーカラーです。
普段は隠せるこなれインナーカラーのラベンダーカラー
写真は吉祥寺の美容室 HAIR MAKE KANN+f のヘアスタイルより
このヘアカラーは、襟足部分のみを鮮やかなインナーカラーに染めるデザインカラーです。レイヤーがあまり入っていないローレイヤースタイルだと、髪をおろした時にインナーカラーをした部分を表面の髪で隠せますよ。
仕事や学校などで普段は落ち着いたヘアカラーじゃないといけない人や、ヘアアレンジをした時のみ個性的なヘアカラーを楽しみたい人にオススメのラベンダーカラーです。
外国人風グラデーションカラーのラベンダーカラー
写真は札幌の美容室 bico のヘアスタイルより
このヘアカラーは、毛先にいくにつれて明るく色を重ねる、グラデーションカラーに染めるデザインカラーです。毛先にいくにてれてこのようにブラウンから鮮やかな色に染めているので、色が抜けてしまってもオシャレなグラデーションカラーを楽しめます。また、毛先を内側に入れたお団子にすると、全体的に落ち着いたブラウンのヘアカラーに見えますよ。
よくヘアアレンジをする人や、外国人風のオシャレなヘアカラーをしたい人にオススメのラベンダーカラーです。
自分に合ったラベンダーカラーのオーダーのコツって?
写真は札幌の美容室 bico の店内風景より
ラベンダーカラーだけではなく、すべてのヘアカラーにおいて言えることなのですが、「自分に合ったヘアカラーをしたいな」と思う場合、一番良いのは美容師にアドバイスをもらうことです。もちろん、あなたがパーソナルカラーの資格を持っていたり、「絶対にこの色にしたい!」と強く要望がある場合は、あなたのしたいヘアカラーをするのも良いと思います。
ですが、ほとんどの人の場合「何が似合うのかな」と、似合う色がわからない状態ですよね。美容師は、お客様の肌の色や瞳の色、よく着るファッションの色や好きなメイクの色などトータル的に判断してアドバイスをしてくれます。美容師は、美容学生のころからカラーについてコツコツと学んでいます。カットやパーマなどの技術だけでなく色に関してのプロでもあります。ですので、どんな色にするとあなたの魅力を引き出し、気になる部分をカバーしてくれるのかをよく知っています。
オーダー方法は、とっても簡単。カウンセリングの時に「ラベンダーカラーにしたい」と伝えることと、「ここが気になっている」というあなたの髪や顔の好きではないところを伝えることです。この、好きではないところを伝えるというのがポイントなんです。例えば、「髪がゴワゴワしていてツヤがなく見える」とか「「色がすぐに抜けてしまう」という髪の悩み。さらには「肌がいつもくすんで見える」とか「実年齢よりも老けて見えてしまう」など肌の悩みなど、気になるところはみなさんいろいろありますよね。
ベストサロンレポートでご紹介している美容室は、しっかりとカウンセリングをしてくれる美容室ばかりなので安心ですよ!
このように好きではないところを伝えると、美容師はその部分をカバーしてくれるような色味を調合してくれます。ツヤのない髪やくすんで見える肌へは、よりツヤが出て明るく華やかに見えるようにピンクやパープルなどの暖色系を混ぜます。色がすぐに抜けてしまう人へは、濃く染まりつつも髪に定着しやすいようにベージュやブラウンを。若く活発な雰囲気に見せるために、一色染めではなくデザインカラーにしたり、そのお客様の肌に合う色素を足したりします。
こうやって、お客様の気になるところをカバーすることで、よりその人に合うヘアカラーに染めることができます。さらに嫌な部分が気にならなくなるので、お客様としても大満足の仕上がりになるんです!
「ここが気になるんだよな」という自分の嫌なところを伝えるのは少し抵抗がありますよね。ですが、美容師としては「お客様のためにしっかりとカバーしてあげたいので、そういう気持ちこそぜひ教えてほしい!」と思っているので、心配しなくても大丈夫。あなたにとびきり合うラベンダーカラーをするためにも、ぜひ美容師に伝えてみましょう。
ラベンダーカラーで最高にツヤのあるオシャレな色を楽しもう!
写真は札幌の美容室 SEAM のヘアスタイルより
いかがでしたか?ラベンダーカラーは、たくさんの人から人気を集めているだけあって、いろんなメリットが詰まった優秀なヘアカラーだということがわかりましたね。次のカラーチェンジには、ぜひラベンダーカラーに挑戦してみてください。あなたに一番似合う色で、髪も肌も最高のツヤを手に入れましょう!